代表戦でも何名かの選手が負傷した
プレミアリーグ第12節最大の注目カードはアーセナル対トッテナムのノースロンドンダービーだろう。アーセナルが現在リーグ首位ということ以上に、北ロンドンのライバル同士の対決はプレミア屈指の激しさとなる。
しかし、両クラブには負傷者が続出している。アーセナルはDFガブリエウ・マガリャンイスがブラジル代表として出場したセネガル代表戦で膝を負傷、復帰には最大2カ月ほどと伝えられた。他にもこの代表ウィークでDFユリエン・ティンバーが膝を、DFリッカルド・カラフィオーリが股関節を痛めた。ただし両名は大きな怪我には至らなかったとみられている。
代表ウィーク明けにはFWヴィクトル・ギェケレシュ、MFマルティン・ウーデゴー、FWカイ・ハフェルツらが復帰すると見込まれていたが、ドイツ代表指揮官ユリアン・ナーゲルスマンはハフェルツの状態について「再発」という言葉で説明しており、復帰は延びたと思われる。FWガブリエウ・、マルティネッリ、FWノニ・マドゥエケもまだ回復中で、FWガブリエウ・ジェズスの復帰は12月になるとされている。
『THE sun』によればウーデゴーは復帰の可能性が高いようだが、アーセナルは計9名の選手に欠場の可能性がある。
トッテナムはMFルーカス・ベリヴァルがスウェーデン代表で脳震盪を起こしチームを離脱した。『football.london』によれば同選手はまだ苦しんでおり、アーセナル戦出場は疑わしいという。
代表ウィーク前のマンチェスター・ユナイテッド戦で顎を骨折したFWランダル・コロ・ムアニはフェイスガードを着用して出場できるという報道もあるが、不透明な状況には変わりない。FWドミニク・ソランケも8月に負った足首の負傷から復帰できておらず、スパーズの前線にも懸念がある。
DFアーチー・グレイはふくらはぎの軽度の負傷を負い、DFラドゥ・ドラグシンは靭帯を負傷している。その他長期離脱となるMFジェイムズ・マディソン、MFデヤン・クルセフスキほか、MFイヴ・ビスマ、DF高井幸大、DFベン・デイビスと計10名に欠場の可能性があるという。
傷だらけの両軍によるノースロンドンダービー。最大で19名の選手が欠場する可能性があるという事態となってしまった。これからさらなる過密日程が待ち構えているが、これ以上の離脱者が出ないことを祈るばかりだ。