横浜FM、J1残留へ大きく近づく勝ち点3を獲得、18位横浜FCとの差を「5」に広げる 広島はタイトルレースから脱落か

横浜FMが広島を撃破 (画像はイメージ) photo/Getty Images

ホームチームが意地を見せる

25日、2025明治安田J1リーグ第35節が行われ、横浜F・マリノスとサンフレッチェ広島が激突した。

序盤からボールを握るのは広島だったが、先に試合を動かしたのはマリノスだ。11分GK大迫のキックミスを喜田がカットし、植中へパス。PA付近でボールをもらった植中はターンから右足一閃。ファーサイドのポストに当たり、ネットを揺らした。

先手をとられた広島は長いボールを使って攻めようとするが、なかなかシュートの形を作らせてもらえない。

一方のマリノスはボールを持たれる時間が続くが、前線からの早いプレスとコンパクトな守備ブロックをしき、広島に決定機を作らせていない。

44分広島にチャンス。サイドチェンジを受けた菅がカットインから右足を振り抜く。いいコースに飛んでいたが、これはキニョーネスがシュートブロック。

前半を通してアウェイの広島がボールを握る展開となったが、ワンチャンスを逃さなかったマリノスが1点リードして折り返す。

1点を追う広島はハーフタイムで3枚替え。中野、田中、中村を投入し投入し前線にフレッシュな人材を送り込む。一方のマリノスは交代なしで後半を迎える。

49分マリノスにチャンス。クルークスのFKに角田が合わせるが、枠へはとばせず。クルークスの正確なキックからチャンスを作った。

決定機を作らせてもらえない広島は57分に木下と東をピッチに投入し、同点ゴールを狙いに行く。58分早速交代の効果が。右サイドの中野のクロスをファーに走り込んだ中村がボレー。シュートはGK正面だったが、広島らしい攻撃を見せた。

65分広島が追いつく。右サイドでパス交換を行うと、中央で受けた木下が左サイドの東へ。東が中へ折り返すと、中村が最後は合わせてゴール。かと思われたが、VARの結果中村がオフサイドとなり、ゴールは無効に。

得点にはならなかったが、選手交代で勢いに乗る広島が攻勢を強め、マリノスは耐える時間が続く。

守備の時間が増えるマリノスは70分にアラウージョ、77分に天野を投入し、流れを変えようと試みる。一方の広島はこのタイミングで荒木を投入。ターゲットマンとして最前線に配置された。

勝ち点3がどうしても必要な広島だが、次のチャンスはマリノスに。82分天野がPA内で倒され、マリノスはPKを獲得。これを天野が冷静に沈め、ホームチームが貴重な追加点をマークした。

勢いに乗るマリノスは90+1分天野のCKからキニョーネスが強烈なヘディングを合わせゴール。試合を決定づけた。

前節の浦和戦(4-0)に続いて今節もゴールラッシュを見せたマリノス。堅守を誇る広島からも3点を奪い、連勝。J1残留を目指すマリノスにとっては大きな勝ち点3となり、これで18位横浜FCとの勝ち点差を「5」に広げた。

一方の広島は逆転優勝に向けて勝ち点3が必要だったが、痛恨の敗戦。首位鹿島との勝ち点差は「8」となった。

横浜F・マリノス 3-0 サンフレッチェ広島

横浜F・マリノス得点者
植中朝日(12分)、天野純(PK:85分)、ジェイソン・キニョーネス(90+1分)

サンフレッチェ広島得点者


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