アルコール依存症のガスコイン氏「飲酒を決してやめない」と語る「私はガッザとして死ぬ」

アルコール依存症に悩まされるガスコイン氏 Photo/Getty Images

やめる気はないようだ

トッテナムなどで活躍した元イングランド代表MFポール・ガスコイン氏。アルコール依存症に悩まされてきた同氏は新著『Eight』のなかでも、依存症との個人的な闘いについて綴っている。

しかし、飲酒自体をやめる気はないようだ。英『Mirror』のインタビューのなかで、もう何も隠すことはないとガスコイン氏はあけすけに語っている。

「ジミー・グリーブスは酒をやめたが、それはジミー・グリーブスだ。私はジミー・グリーブスでもジョージ・ベストでもない」

「両親や世間を憎んでいるから酔うとか、そういうことじゃない。ただ酔いたいから飲むんだ。後悔するかもしれないけど。でも昨日のことなんか考えない。明日のことも考えない。ただ今日のことだけを考え、今日を生きている」

「私は変わっていない。変わることはできない。どう変わればいいのかもわからない。私はガッザとして死ぬだろう。だが、隠すことは何もない。いまや国中が私の行いを知っているのだから」

「飲みたくて飲んだのに、あとになって後悔するんだ。今は再発しても、以前のように何週間も飲みつづけることはなくなった。振り返ってみれば、両親を傷つけてしまったに違いない。でも、そんなことは考えない。一番傷つけてしまったのは自分自身なんだ」

なんとも混乱しているが、わかっていてもやめられない、やめたくないからこそ依存症なのだということは生々しく伝わってくる。ガスコイン氏はこの問題と一生付き合っていくことになるのだろう。

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