PSGで控えの韓国代表MFイ・ガンインがなぜアジア最優秀国際選手に? 仏メディアは「スタメンに入れない選手が個人のタイトルを……」

PSGでプレイするイ・ガンイン photo/Getty Images

PSGでトロフィーを複数獲得したことが要因に

16日、アジアサッカー連盟は『AFCアウォーズ2025』を開催し、アジア以外の地域でプレイする選手に贈られるAFC男子年間最優秀国際選手にはパリ・サンジェルマンでプレイする韓国代表MFイ・ガンインが選ばれた。

この結果を驚きと共に伝えたのは、仏『Foot365』だ。それもそのはず、イ・ガンインはPSGでレギュラーポジションを確保していない選手だからだ。

昨季チームはリーグ制覇に加えてチャンピオンズリーグ制覇まで果たしたが、イ・ガンインはバックアッパーの立ち位置だった。同メディアは理不尽な結果とまでは言えないものの、ちょっとした驚きだと伝えている。

「イ・ガンインはタレミや久保建英といった選手を抑えて受賞することになった。理不尽ではないが、驚きだ。このトロフィーの要因はPSGでのCL優勝、リーグ優勝、クープ・ドゥ・フランス優勝、トロフェ・デ・シャンピオン優勝という実績があり、これはアジア人選手にとっては特別な快挙と言える。イ・ガンインはレギュラーではなかったが、いくつか良いゴールは決めていた。例えば8月のUEFAスーパー杯ではトッテナム戦で先制点を奪い、試合の流れを決めた」

「韓国代表でも2026W杯出場権獲得に貢献しており、アジア予選で5ゴール6アシストを記録。これらの要素が受賞に繋がったが、疑問が残るのも事実だ。スタメンに入れない選手が個人のタイトルを獲得するというのは贅沢かもしれない。しかしこれも現代サッカーの常であり、時にチームの成績が個人のパフォーマンスに勝ることもあるのだ」

派手な個人成績とは言えないが、CL制覇はアジア人選手にとっては特別な功績だ。個人で印象的な選手は他にもいたかもしれないが、チーム成績も含めればイ・ガンインの受賞が妥当か。

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