三笘薫の相棒として注目された左SBがコンバート ストラスブールではMFとなったバレンティン・バルコ。PSGとの大一番でアシスト記録

ストラスブールのバルコ photo/Getty Images

21歳のバルコ

10月の代表ウィークが終わり、フランスのリーグ1はさっそくリーグ戦が再開している。その初戦となったパリ・サンジェルマン対ストラスブールの一戦は3-3の打ち合いとなり、ドロー。2位のストラスブールは首位PSGを抜けるチャンスだったが、絶対王者がその前に立ちはだかった。

ストラスブールのオーナーはプレミアリーグのチェルシーと同じとなっており、兄弟クラブとして知られている。2023年の買収後から改革が進められ、PSG戦のスタメンは驚異の21.5歳となっている。

若手軍団としてリーグ1で存在感を示しているストラスブールの中で、特に輝きを放っているのがアルゼンチン代表のバレンティン・バルコだ。

同選手も21歳と若く、出身はアルゼンチンの名門ボカ・ジュニアーズ。アルゼンチン時代から多くのビッグクラブから注目を集める存在となっており、最終的にプレミアのブライトンに移籍。ポジションは左SBということもあって、日本代表の三笘薫との共演が期待された。

しかし、ブライトンでは思うように出番を得られず、セビージャへレンタル移籍。ただ、ここでも出番を得られず、2025年にストラスブールに加わっている。

バルコとしてはこれが転機となった。ストラスブールではスタートこそ左WBでの起用となったが、その後中盤にコンバートされている。

前述したPSGとのリーグ戦でも[3-4-3]のダブルボランチとして先発し、ディエゴ・モレイラの逆転弾をアシストしている。

元チェルシーのベン・チルウェルが加わり、前線のエマニュエル・エメガのチェルシー行きが内定しているなど、兄弟クラブとして繋がりがあるストラスブール。そのためバルコもこの活躍を続ければ、近いうちにプレミアへの復帰があるのかもしれない。

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