2-0は危険なスコア 後半一気に逆転で日本がブラジルを撃破。後半だけで3ゴールは2018年パラグアイ戦以来

日本代表の鎌田と中村 photo/Getty Images

リードを得たブラジルに隙ができた

森保ジャパンが歴史を作った。

2026年のW杯に向けた親善試合となる日本対ブラジルが東京の味の素スタジアムで行われた。

ブラジルは韓国戦で先発したアーセナルのガブリエウ・マガリャンイスとレアル・マドリードのエデル・ミリトンのCBコンビがベンチスタート。前線ではヴィニシウス・ジュニオールが韓国戦に続く先発となった。

すると、26分、右サイドでの崩しから右SBのパウロ・エンリケがゴール。連続したショートパスで日本DFがつり出され、そのスペースをうまく使われてしまう。そして、32分には追加点。アーセナルのガブリエウ・マルティネッリが5バックの裏に抜け出し、ゴールを奪った。

早々に2失点を許し、厳しい状況で迎えた後半だが、ここで日本は前に出る。積極的にボールを追い、南野拓実が相手のミスを誘発し、ゴールをゲット。勢いそのままに中村敬斗がクロスに合わせて同点弾を挙げる。

これまでブラジルと何度も対戦し勝てていなかった日本だが、71分、ついに歴史が動く。左サイドでCKを獲得し、キッカーは途中出場の伊東純也。正確なクロスはボックス内の上田綺世に届き、ヘディングで逆転弾を挙げる。

その後はピンチを迎えるも、望月ヘンリー海輝らを投入してブラジルの攻撃をシャットアウト。2点差は危険なスコアとよく言われるが、日本が後半に3ゴールを挙げて逆転に成功した。

『Opta』によると、日本がアジア以外の対戦相手で、後半に3ゴールを挙げたのは2018年6月のパラグアイ戦以来だという。当時は後半に乾貴士、相手のOG、香川真司がゴールを決めて、4-2でパラグアイに勝利している。

W杯に向けたアジア予選以降はメキシコ、アメリカ、パラグアイ相手に勝てていなかった日本だが、ここにきて大金星を挙げることに成功した。

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