セメンヨが止まらない
10月の代表ウィークがスタートし、25-26シーズンのプレミアリーグは休止期間に入った。第7節までが終了しており、首位は勝ち点16のアーセナル。2位は勝ち点15のリヴァプールで、勝ち点1差の接戦となっている。
『Daily mail』ではこの期間を利用して、各クラブのここまでの動きを査定。全20チームをランク付けしている。
9月の代表ウィークでも同様の企画を行っており、当時は最高評価「A+」がボーンマス。次に「A」のリヴァプールとエヴァートン、そして「A-」のアーセナルという並びだった。
今月の最高評価「A+」は先月に続いてアンドニ・イラオラ監督率いるボーンマス。リーグ戦では開幕のリヴァプール戦以来負けがなく、しぶとく勝ち点を積み上げている。
チームを牽引しているのはFWのアントワーヌ・セメンヨで、プレミアリーグでは7試合6ゴール。9ゴールのアーリング・ハーランドに次ぐプレミア得点ランク2位につけている。
次は先月「A」だったリヴァプールとエヴァートンだが、仲良く評価を落としている。リヴァプールは「B」となっており、プレミアでの2試合を含む公式戦3連敗中。新戦力のフィットに時間がかかっており、守備陣は不安定。契約を延長したモハメド・サラーは昨季までの輝きを失っており、課題が山積みとなった。
そんなマージーサイドの2クラブに代わって評価を高めたのが、「A」となったオリヴァー・グラスナー監督率いるクリスタル・パレス。前述のリヴァプールを破ったうちの1クラブであり、リーグ戦では6位と上位につけている。
攻撃のキーマンであったエベレチ・エゼをシーズン開幕前に引き抜かれたが、序盤戦はそれを感じさせない勢いを持っている。ただ、今季は昨季FA杯を制したことで欧州カップ戦との並走となっており、今後疲労面での課題にぶつかるか。
そしてアーセナルは「A-」から「A」に上昇。公式戦ではリヴァプール戦以降負けがなく、マンチェスター・シティ相手には1-1のドロー、ニューカッスル相手には終盤までリードされるも逆転に成功するなど、勝負強さを発揮している。失速したリヴァプールとは違い安定感を持つチームとなっており、他クラブ次第では独走もあるだろう。
BIG6ではチェルシーとマンチェスター・シティ、リヴァプール、トッテナムが「B」、マンチェスター・ユナイテッドが「E」と軒並み低い評価となっている。どこもアーセナルほどの安定感はなく、ボーンマスやパレスのような中堅クラブが存在感を示す序盤戦となった。