「みんな自己中」「イングランドの文化のせい」 現役時代を振り返るジェラード。スリーライオンズでタイトルを取れなかった理由は?

現役時代はリヴァプールでプレイしたジェラード photo/Getty Images

ファーディナンドのポッドキャストに出演

現役時代はプレミアリーグのリヴァプールで長く活躍し、イングランド代表の常連でもあったスティーヴン・ジェラード。

引退後は指導者の道に進んでおり、レンジャーズ、アストン・ヴィラ、アル・イテファクを指揮。現在はフリーとなっている。

ラッセル・マーティン監督を解任したレンジャーズ復帰の可能性もささやかれるなかで、元マンチェスター・ユナイテッドのリオ・ファーディナンド氏のポッドキャスト『Rio Ferdinand Presents』に出演。

同世代のファーディナンドがいることもあり、現役時代のスリーライオンズでの出来事を振り返った。

「私たちはみんな自己中心的で、負け犬だったと思う」

「今テレビを見ていると、(ジェイミー・)キャラガーとポール・スコールズが隣り合って座っているのが目に入る。彼らは20年来の友人のように見える」

「僕もあなた(ファーディナンド)と、15年間ともにプレイしていた頃よりも、今の方が親しく仲が良いように思う」

「でもなぜ20歳、21歳、22歳のころに今のように仲良くなれなかったのだろうか。エゴだったのか、ライバル意識なのか」

「なぜ当時イングランド代表のチームメイトとしてつながりを持てなかったのか。それはイングランドの文化だと思う。それのせいで私たちはつながりを持つことができなかった」

「みんな部屋にこもりすぎていたんだ。仲良くなかったし、つながりがなかった。チームとしてまとまることができず、強いチームになることができなかった」

ジェラード、そしてファーディナンドがいた当時のイングランド代表は黄金世代と呼ばれたが、W杯もEUROでもタイトルを獲得することができていない。

ジェラードはそれをチームとしてのまとまりがなかったと振り返る。当時ジェラードはリヴァプール、ファーディナンドはマンチェスター・ユナイテッドとプレミアリーグのライバルクラブでプレイしており、代表に集まった時もクラブでのライバル意識がチームメイトの仲の深まりを阻害していたようだ。

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