ポステコグルー時代から激変 トッテナムは堅守を武器とするチームへ「相手にとって、僕たちは戦うのが難しいチームになっていると思う」

トッテナムを指揮するトーマス・フランク photo/Getty Images

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CLではビジャレアルを完封

16日にチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第1節でビジャレアルと対戦し、1-0で勝利を収めたトッテナム。今季よりトッテナムの指揮官にはトーマス・フランクが就任しているが、昨季まで指揮したアンジェ・ポステコグルーとは全く異なる戦い方と言える。

今回のビジャレアル戦は内容も地味で、トッテナムは枠内シュート1本しか打っていない。決勝点は相手のオウンゴールによるもので、前半4分に得たリードを最後まで守り切ってみせた。ポステコグルー体制では攻撃的なサッカーを志向してきたが、フランクはより現実的なアプローチで戦っている。

リーグ戦でも4試合で3勝1敗、失点はわずか1点に抑えていて、守備はかなり安定している。昨季リーグ戦で65失点も喫したことを考えると、フランク体制での変化は実にポジティブだ。
今回のビジャレアル戦では相手の枠内シュートをゼロに抑えていて、危ないシーンは少なかった。英『BBC』によると、MFルーカス・ベリヴァル、DFミッキー・ファン・デ・フェンの2人も守備面に満足感を示している。

ベリヴァル「昨季は失点が多かったから、『無失点のメンタリティ』というものについてたくさん話し合ったんだ。ビジャレアルは枠へ飛ばすことが出来なかったし、僕たちは良い仕事をしたと思う」

フェン・デ・フェン「相手にとって、僕たちは戦うのが難しいチームになっていると思う。組織的に非常に良い状態だし、全員何をすべきか理解している。倒すのが難しいチームだよ」

今季のトッテナムはリーグ戦でマンチェスター・シティも撃破していて、ファン・デ・フェンの言葉通り倒しにくい厄介なチームに仕上がっていると言える。元よりトップ6を狙うだけの戦力は揃っているだけに、今季は強豪クラブを苦しめる存在になりそうだ。



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