イングランドサッカー協会がチェルシーを告発 74件の規則違反で巨額の罰金が科される可能性も

チェルシーのマレスカ監督(中)と選手達 photo/Getty Images

前オーナー時代の規則違反

11日(現地時間)、イングランドサッカー協会(FA)はプレミアリーグ所属のチェルシーを規約違反によって告発したと発表した。ロマン・アブラモビッチ氏がオーナーを務めていた時期に計74件もの規則違反があったという。

違反の詳細についてFAは明かしていないが、主に代理人、仲介業者、そして第三者による選手への投資に関する規則への抵触が疑われる行為であるようだ。

このニュースはイギリス国内でも大きく報じられていて、『The Sun』はチェルシーに巨額の罰金が科されるだけでなく、プレミアリーグでの勝ち点剥奪や移籍の制限といった追加のペナルティが生じる可能性もあると伝えている。

一方、チェルシーはクラブの公式サイトに声明文を掲載し、今回のFAによる告発と今後の捜査に全面的に協力することを明らかにしている。

「クラブは、今回の訴訟で行われた過去の書類やデータについての広汎な開示請求に対して前例のない透明性を示しました。我々はこの問題をなるべく早く解決するために、今後もFAとの共同作業を続けていきます」

チェルシーは今年7月にもヨーロッパサッカー連盟(UEFA)からフィナンシャルフェアプレイ(FFP)への規約違反が指摘され、3100万ユーロ(約53億5000万円)の罰金が科されていたが、ここへ来てFAとも新たな問題を抱えることになったようだ。

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