イングランドで最新のフーリガン対策 “何カ月も落ちない”DNA標識スプレーを導入

イングランドの試合警備は厳しい Photo/Getty Images

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暴力的なファンを特定しやすくなる

サッカーファンの暴力行為にたびたび頭を悩ませるイングランドの警察は、フーリガンを取り締まるために最新技術を導入したようだ。『THE Sun』が伝えた。

同紙によるとチェシャー警察は、他の警察組織とともに、サッカーファンの騒乱や暴力行為に対処するためにDNA標識スプレーを導入したという。

導入されたのは、セレクタDNAタギング(標識)スプレー。噴射される液体は肉眼では見えないが、これが皮膚や衣服に付着すると何カ月も残り、紫外線を当てると痕跡が明らかとなる。これにより犯人を追跡、特定しやすくなる。微細なミストには独自にコード化されたDNAが含まれ、皮膚や衣服、機械に損傷を与えることはないという。
3月にクルー・アレクサンドラ対ポート・ヴェイルの試合で試験運用されており、チェシャー地域のリーグ2(実質4部)の全試合でこのスプレーを使用することになった。

クルーの今季開幕戦となるアクリントン・スタンレーとのホームゲームの警備にこの新型スプレーが配備され、初めての正式運用となるようだ。

昨季はイングランドおよびウェールズで騒乱が報告された試合数が18%も増加したというデータがあり、警察はこのスプレーが反社会的行為抑止のための切り札となることを期待しているという。

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