5戦4勝1分で盤石の船出 シャフタール新監督が見せる風格「名選手から名将へ」

シャフタールの指揮官に就任したアルダ photo/Getty Images

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就任早々に存在感

元トルコ代表の名手アルダ・トゥランが、今季からシャフタール・ドネツクの指揮官として本格的な監督キャリアを歩み始めた。現役時代にはガラタサライやアトレティコ・マドリードなどで輝かしい実績を残したトゥランだが、采配でもその才覚を見せ始めている。

注目の初陣はフィンランドのイルヴェス戦で6-0の大勝。続くセカンドレグではスコアレスドローに終わったが、続くベシクタシュ戦では4-2、2-0と2連勝を収め、一切引かないスタイルを貫いた。そして直近の試合では、リーグ開幕戦でFCエピツェントル・カームヤネツィ・ポジーリシクィイを1-0で下し、ここまで5戦無敗と見事なスタートを切っている。

守備面では5試合でわずか2失点と安定感が光る一方、攻撃面ではベシクタシュ戦での計6得点に象徴されるように、前線の破壊力も申し分ない。選手時代の創造性や勝負勘を落とし込んだ采配は、早くもチームに浸透しつつあるようだ。
次なる試金石は、ヨーロッパリーグ予選3回戦の敵地でのパナシナイコス戦。名門クラブとの対決で、トゥラン監督の手腕が再び問われることになる。「名選手から名監督へ」という期待を背負う男の挑戦は、いよいよ欧州の舞台に突入する。

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