“フリック再生工場”でラッシュフォードは生まれ変わるか 昨季のハフィーニャのような大復活に期待高まる

マンUで居場所を失っていたラッシュフォード Photo/Getty Images

環境が変われば選手は変わる

マンチェスター・ユナイテッドから買取オプション付きのローン移籍でFWマーカス・ラッシュフォードを獲得することが決定的となったバルセロナ。移籍市場の信頼筋であるファブリツィオ・ロマーノ氏がおなじみの「Here we go!」で両クラブの合意を報じている。

マンUのルベン・アモリム監督の信頼を失い、昨季はアストン・ヴィラへローンに出されていたラッシュフォード。しかしヴィラでは本来の鋭さを取り戻し、イングランド代表への復帰も果たしていた。

『The Athletic』によると、バルセロナのハンジ・フリック監督はラッシュフォードに電話をかけ、自身のプロジェクトについて説明するつもりがあるという。バルセロナとフリック監督にはラッシュフォードに最高のパフォーマンスを取り戻させるという課題があると『MUNDODEPORTIVO』は報じている。

パフォーマンスが低下したと思われた選手が、フリックの指導によってパフォーマンスレベルを取り戻したという例はいくつかある。たとえばFWハフィーニャだ。前任のシャビ・エルナンデスの指揮下では退団を考えるほどだったというが、指揮官がフリックに交代した昨季は生まれ変わったように躍動。ラ・リーガとチャンピオンズリーグあわせて31ゴール17アシストという驚異的な成績を叩き出した。

MFフレンキー・デ・ヨング、DFイニゴ・マルティネスらもトップレベルから遠ざかりつつあるように思えたが、フリックのもとで復活を遂げ、バルセロナの2冠に貢献した。フリックは落ち目にある選手に再び自信を与えることに長けているようで、ラッシュフォードもフリックの指導によって生まれ変わることが期待される。

“フリック再生工場”によってラッシュフォードは復活するのか。フリックがこのイングランド代表FWをどのようにチームに組み込むのかに注目が集まることになった。

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