バイエルンがチェルシーDFレナト・ヴェイガ獲得を検討 手薄な守備陣の補強なるか

チェルシーのレナト・ヴェイガ photo/Getty Images

左利きのポルトガル代表CB

ヨナタン・ターをレヴァークーゼンからフリートランスファーで獲得したバイエルン・ミュンヘンだが、同クラブの中ではセンターバックの補強が依然として今年夏の重要課題であり続けているようだ。

開催中のFIFAクラブワールドカップでバイエルンは、ターとヨシプ・スタニシッチ、ダヨ・ウパメカーノの3人でローテーションを行ってセンターバックのポジションをやり繰りしている。本来であればこれに伊藤洋輝とキム・ミンジェも加わるのだが、両選手とも怪我で離脱しているため、バイエルンの守備の中央は手薄な状態が続いている。

こうした状況からバイエルンの首脳陣はセンターバックの獲得をめざしていて、イタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏がソーシャルメディア『X』に投稿したところによれば、チェルシーのレナト・ヴェイガを補強候補としてリストアップしているという。

現在21歳で身長190㎝、左利きのヴェイガはチェルシーで十分な出場機会が得られず、今シーズン後半に期限付き移籍でユヴェントスに加入。その後レンタル期間終了に伴いチェルシーに復帰したが、同クラブのエンツォ・マレスカ監督はヴェイガを来シーズンの構想に加えていないとされることから、その去就に注目が集まっている。

ボルシア・ドルトムントなど複数のクラブが既に移籍先候補として名前が挙がるなど、ヴェイガは今年夏の移籍市場における注目銘柄の一人であり、バイエルンとしては相応の資金を準備しておかない限り獲得は難しいだろう。ドイツメディア『Transfermarkt』によれば、ヴェイガの市場価値は2500万ユーロ(約42億3000万円)と算出されている。このあたりが交渉開始の最低ラインとなる可能性が高い。

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