クラブW杯で要注目? チェルシーに新加入のU-21ポルトガル代表MFエスーゴは“カイセド2世”になれるのだろうか

チェルシーに新加入のエスーゴ チェルシーの公式Instagram

続きを見る

期待の逸材

チェルシーが来季の新戦力としてポルトガルの名門スポルティングCPから獲得したU-21ポルトガル代表MFダリオ・エスーゴに注目が集まっている。

20歳の守備的MFであるエスーゴは16歳でトップデビューを果たした逸材。昨季はラ・リーガのラス・パルマスにレンタルされ、27試合に出場。『WhoScored』によると、エスーゴは昨季のヨーロッパ5大リーグで21歳未満のMFの中で最も多くの42回のインターセプトを記録。高いボール奪取能力とフィジカルを武器に激しいプレッシングで相手の攻撃を封じるスタイルはチェルシーのエクアドル代表MFモイセス・カイセドを彷彿とさせる。

だがエスーゴが即戦力として中盤に割って入るのは容易ではない。チェルシーには、24歳のアルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデスをはじめ、21歳のベルギー代表MFロメオ・ラヴィア、さらにレンタルから復帰した21歳のブラジル代表MFアンドレイ・サントスと将来性と実力を兼ね備えた若手MFが揃っている。エンソとラヴィアは昨季も攻守両面で見事な働きを見せ、エンソ・マレスカ監督率いるチェルシーに不可欠な存在。アンドレイ・サントスも昨季はリーグ・アンのストラスブールでブレイクを果たしており、その身体能力と展開力は魅力でチェルシーの中盤のポジション争いは熾烈を極めている。
それでもエスーゴは「守備特化型」として他選手と差別化が可能だ。特にクラブW杯では、カイセドの負担を軽減するローテーション要員として実力を発揮する機会があるかもしれない。フィジカルの強さとボール奪取の技術はすでにトップレベルで今後パス精度や攻撃関与の面が向上すれば一気にレギュラー争いに名乗りを上げることも期待される。

“カイセド2世”と期待されるこのポルトガルの若武者がチェルシーの中盤で存在感を発揮する日は近いかもしれない。その第一歩は世界各国から注目を集めるクラブW杯になりそうだ。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.306 日本代表の本当の評価

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ