40歳カソルラが圧巻FK弾! 故郷オビエドをラ・リーガ昇格プレイオフ決勝へ導く

元アーセナルのカソルラ Photo/Getty Images

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スペイン2部の昇格プレイオフ準決勝セカンドレグ、レアル・オビエド対アルメリアの一戦で、40歳となったサンティ・カソルラが決勝点を叩き込み、チームをラ・リーガ昇格決定戦へと導いた。

カソルラの愛する故郷クラブ、オビエドは第1戦を敵地で2-1と制していたが、第2戦ではホームで先制を許し、合計スコアは2-2に。このままでは延長戦突入の可能性もあったが、後半開始直後に“救世主”がピッチに現れる。

ベンチから送り出されたのは、かつてアーセナルで活躍したレジェンド、カソルラ。すると投入からわずか4分後、オビエドはペナルティエリア手前でフリーキックを獲得する。そしてキッカーを務めたのはもちろん背番号8。
カソルラは左足で地を這う一撃を突き刺し、スタジアムは歓喜に包まれた。この一発でスコアは3-2となり、オビエドは24年ぶりの1部復帰へあと一歩と迫っている。

カソルラはアーセナル在籍時、主力として輝きを放っていたが、重傷を負った際に感染症により肉が腐食。一時は脚の切断も検討されたほど深刻な状態に陥った。それでも636日間の離脱を経て、奇跡的に復帰を果たした。その後、ビジャレアルで再出発を果たし、カタールでのプレイを経て、少年時代を過ごしたオビエドに最低賃金で復帰している。

両足を同じように使える希少なテクニシャンであり、試合中にコーナーキックの足を変えるエピソードも伝説となっているカソルラ。昇格の成否にかかわらず、彼がピッチ上で放った美しさは、“魔法使い”と呼ぶにふさわしい。

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