「マグワイアだね」と即答、ファン・ダイクは二番手 フラムFWが語る最強CBとは

競り合いで強さを発揮するマグワイア Photo/Getty Images

続きを見る

意外なコンビだ

今季プレミアリーグで、公式戦36試合で11ゴールと二桁得点を挙げる活躍を見せたフラム所属のロドリゴ・ムニス。先発出場はわずか8試合にとどまったが、1試合平均2.3回の被ファウル数を記録。これはリーグでも上位5人に入る数字であり、彼のタフなプレイスタイルを物語っている。そんなブラジル人ストライカーが選ぶ「最も厄介な相手」とは誰か。『The Athletic』のインタビューで語っている。

ムニスは「(ハリー)マグワイアだね」と即答。「マグワイアと(フィルジル)ファン・ダイクがトップ2。ファン・ダイクの方が少しスペースを与えてくれる。完璧なセンターバックはこの2人を掛け合わせたような存在だと思う。フィジカルもスピードもあって、本当にやりづらいよ」

インタビュアーがムニスに見せた映像には、ゴールを背にパスを受けた直後、マグワイアに力強く投げ飛ばされるシーンが映し出されていた。それを見たムニスは笑みを浮かべつつも「常に体をぶつけてくるし、全く休ませてくれない。少しでも集中を切らしたらやられる」と、マグワイアとの激しいマッチアップを振り返っている。
そんなムニスが掲げるのは、チャンピオンズリーグ出場とブラジル代表入りという2つの大きな夢である。

「CLと代表はずっと夢にしてきた。叶えるには試合に出て、今まで積み重ねてきた努力を続けること。自分にできることは全てやるつもりだし、コントロールできない部分は運に任せるしかない」

セレソンの監督にはカルロ・アンチェロッティ氏が就任。刷新が求められるタイミングにあって、ムニスの独自性が評価される可能性は十分にある。

「監督の好みにもよるけど、ポゼッション重視のスタイルを好む人もいれば、スペースを狙うタイプが好きな人もいる。自分はその中間で、どちらもできると思ってる。自分なりの『9番』としてアピールしていきたいね」と、ムニスは今後に向けての意気込みを語った。来季は、マグワイアとファン・ダイクの牙城を崩し、プレミアリーグでさらなる活躍を見せることができるのか。注目が集まる。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.305 欧州クライマックス

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ