サウジアラビアリーグでプレイしていてもイングランド代表でプレイできる I・トニーが証明したい力「世界のどこでプレイしているかは問題ではない」

アル・アハリでプレイしているトニー photo/Getty Images

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トゥヘルはトニーを代表メンバーに選んだ

イングランド代表は、7日に2026ワールドカップ欧州予選第3節でアンドラと対戦する。イングランドはグループ第1節でアルバニアを2-0、第2節でラトビアを3-0と連勝スタートを切っており、戦力的にも欧州予選は単なる通過点でしかない。

トーマス・トゥヘルを指揮官に迎え、欧州予選はワールドカップ本番へ向けて様々な選手や組み合わせをテストしていく場となるだろう。

今月のメンバーで注目を集めているのは、サウジアラビアのアル・アハリでプレイするFWイヴァン・トニーだ。
トニーはEURO2024でもイングランド代表の一員だったが、欧州を離れたことで代表から遠ざかるかと思われた。しかしトゥヘルはトニーを招集する決断を下しており、この判断がイングランドでもちょっとした話題を呼んだ。サポーターの中には、サウジアラビアでプレイする選手を招集することに反対の人もいるかもしれない。

トニーもそうした批判があることは理解しているようだが、変な先入観を持たないでほしいと主張している。たとえ欧州以外のリーグでプレイしていようとも、実力があれば代表の力になれるとの考えなのだ。

「良いプレイをし、ゴールを決める。ストライカーの仕事はこれだ。世界のどこでプレイしているかは問題ではない。チャンスは平等に与えられるべきと思っているし、僕がここにいることもその証明の1つだ。誰もが自分の意見を持っているものだけど、まずは試してみないとね。見たこともないものに意見を持つのはおかしいよ。中には自分の目で見ていないのに、事柄を勝手に決めつけてしまう人がいるからね。判断を下す前に、1度見てみることをオススメする。サウジアラビアでは優秀な選手もいるし、正しい方向へ進んでいる。きっとこれからもそうだ」(『Hayters TV』より)。

先日のネーションズリーグ準決勝では、同じくサウジアラビアのアル・ナスルでプレイするポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがドイツ戦で決勝ゴールを決めたばかり。サウジアラビアでプレイしているからダメと決めつけるのは良くないが、トニーは来年のワールドカップへ代表メンバーに入り込めるだろうか。

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