ポルトガルに逆転負けのドイツ 現地紙は指揮官の後半途中での選手交代を批判「崩壊をもたらした」

ドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン監督 photo/Getty Images

続きを見る

明暗を分けた60分の采配

4日(現地時間)、ドイツ代表はUEFAネーションズリーグのリーグA準決勝でポルトガル代表と対戦し、1-2で敗れた。

前半途中から試合の主導権を握り、後半開始早々の48分にフロリアン・ヴィルツのヘディングシュートでリードを奪ったドイツだったが、61分にポルトガルのフランシスコ・コンセイソンに同点ゴールを許すと、その7分後の68分にはディフェンスラインを突破されて最後はクリスティアーノ・ロナウドにゴールを決められ2失点目。1-2で逆転負けを喫し、同大会初のファイナル進出を逃した。

今大会の準決勝以降の試合は全てドイツで行われるため、ドイツ国内では優勝への期待が大きく膨らんでいた。それだけに今回の敗戦でドイツのチーム関係者は母国メディアからの厳しい批判に晒されている。
とりわけ批判が集中しているのは、指揮官のユリアン・ナーゲルスマン監督だ。例えばドイツ紙『Bild』は試合後に各選手のパフォーマンスとナーゲルスマン監督の采配を6段階評価(1が最高、6が最低)で採点した記事を掲載し、その中でナーゲルスマン監督にチーム最低タイとなる評価点5を下し、さらに以下のような寸評を加えている。

「3バックシステムの採用で周囲を驚かせたが、ニック・ヴォルテマーデなどコンディションの良い選手達を先発で起用した。しかしながら選手交代に関しては良い手を打てなかった。彼が60分に行った3枚替えは、チームに崩壊をもたらした。投入された選手の誰もチームに推進力を与えることができず、むしろ逆にロビン・ゴセンスは交代直後に1失点目の原因を作った。準々決勝のイタリア戦で見せたような躍動感が見られた場面は、この試合ではなかった」

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.305 欧州クライマックス

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:各国代表

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ