スロット体制1年目からプレミアを制するとは予想外だった? マクアリスターも驚き「これが何か大きなことへの始まりになれば」

今季のプレミアを制したリヴァプール photo/Getty Images

クロップ体制からの移行期にあったが……

ユルゲン・クロップ体制が終わり、今季よりアルネ・スロットを指揮官に迎えたリヴァプール。当初は戦術の浸透に時間がかかるのではないかといった不安もあり、スロット体制のリヴァプールがいきなりプレミアを制すると予想していた人は多くなかったのではないか。しかしリヴァプールは想像以上の好スタートを切り、そのままの勢いでプレミアを制してみせた。

クラブ公式によると、MFアレクシス・マクアリスターもリーグを独走できるとは思っていなかったようだ。今季はクロップ体制からの移行期くらいに考えていたようだが、チームは想像以上の強さを発揮してライバルを圧倒した。マクアリスターはこの戦いをベースに、来季さらなるレベルアップを図りたい考えだ。

「シーズンの当初、こんなにも簡単にリーグを制することになるとは思っていなかった。チームが優れていないとか、選手層が厚くないとかいったことではなく、移行期にあったからだ。クロップ監督がいた時代、まぁ僕は短期間しか一緒にプレイできていないけど、監督は長期間チームを指揮していたからね。多くの選手にとって大きな変化があったんだ。それでも勝利への道を見つけることができた。これは本当に重要なことだと思う。(スロット)監督も、プレイスタイルに関してはまだ伸ばせるところがあると考えていると思う。だからこそ未来は明るいし、これが何か大きなことへの始まりになればいいなと思っている」

今季のチームは惜しくもチャンピオンズリーグのタイトルを逃した。ベスト16でパリ・サンジェルマンに敗れてしまったが、紙一重のバトルではあった。そのPSGがその後CLを制したことを考えれば、あそこでPSGを撃破していればリヴァプールにもCL制覇のチャンスがあったかもしれない。

来季はプレミア連覇に加えてCL制覇を目指すシーズンになる。さらなるレベルアップを果たせるのか、スロット体制1年目で選手たちは確かな手応えを掴んでいるはずだ。

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