ドリブル成功数107回、成功率64%はリーグトップも…… プレミアの“ドリブルキング”ドクの明確な課題

マンチェスター・シティのドク photo/Getty Images

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この強みを今後どう生かすか

24-25シーズンのプレミアリーグが終了し、各選手のスタッツが出揃った。データサイト『SofaScore』では得点やアシスト、クリーンシート数だけでなく、空中戦・地上戦でのデュエルの勝利数、勝率、シュートに繋がったパス(キーパス)など細かくスタッツを計測し、公開している。

ドリブル成功数、ドリブル成功率といったデータも存在しており、今季のプレミアではマンチェスター・シティのジェレミー・ドクがドリブルキングに輝いた。以下がドク含めたトップ3までの勝利数、勝率、プレイタイムだ。

1位 ジェレミー・ドク(マンチェスター・シティ)107回、64%、1,533分
2位 モハメド・クドゥス(ウェストハム)92回、48%、2,601分
3位 アントワーヌ・セメンヨ(ボーンマス)69回、54%、3,209分
回数はドクとクドゥスが抜けて多く、成功率ではドクがトップに立っている。プレイタイムはドクが最も少ないが、成功数・率ともに高く、彼のドリブル精度の高さがうかがえる。

しかし、得点面でみると、ドクは3ゴール6アシストであるのに対し、クドゥスは5ゴール3アシスト、セメンヨは11ゴール5アシストと、ゴール数で二桁得点に乗せている。

ドリブルという一面のみでみると、ドクが頭一つ抜けているが、アタッキングサードでのシュート精度、チャンスメイク力では劣っており、彼の課題は明確といえる。

ラヒーム・スターリングやレロイ・サネ、リヤド・マフレズ、フィル・フォーデンといったシティのこれまでのサイドアタッカーは得点・アシストでチームに貢献できるプレイヤーであり、23歳と若いドクは今後彼らに追いつき、追い越すことはできるのだろうか。

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