千賀滉大6回2安打2失点の好投で6勝目も満足せず 7回に制球乱し「球数が増えるほどうまく操れていない」と反省

今季、安定感抜群の投球を披露し続ける千賀 photo/Getty Images

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フォーク被弾はキャリア2度目

ニューヨーク・メッツの千賀滉大投手が日本時間6月1日、本拠地で行われたコロラド・ロッキーズ戦に先発登板し、6回1/3を2安打2失点の好投で、今季6勝目を飾った。

初回、千賀は自慢のお化けフォークで被弾し先制点を許すが、変化球を織り交ぜながら3つのアウトを全て三振で奪う。その後、6回まで1本のヒットも許さず凡打の山を築く素晴らしいピッチングを披露。ただ7回もマウンドに上がると、制球を乱し2四球で1死一・二塁とすると、レフト前ヒットで2失点目。そこで交代となった。

その後、2番手のホセ・ブットがピンチを抑え、9回にはクリス・デベンスキーがきっちり抑え、メッツは8−2で完勝。千賀に6つ目の勝ち星がついた。再び規定投球回に到達して防御率は1.60となり、1.97でトップだったロサンゼルス・ドジャースの山本由伸を上回った。
試合後に千賀はこの日の投球を振り返ると「いろんな球を使いながら抑えられた。ストライクゾーンに投げ込めたことが一番かなと思う」と分析。そしてフォークで被弾したのは実はキャリア2度目。それについては「あの球は打たれるべくして打たれた。長打力があるバッターにあそこに投げたのはミス」と反省の言葉を口にした。

それでも被安打2本に抑えたことは素晴らしい。その好投にも千賀は決して満足する様子はない。7回に突如としてコントロールを乱したことについて「最近、球数が増えるほどうまく操れていない。そういうところについて自分を見つめ直さないといけない」と課題克服を今後の目標とした。

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