ECL逃したアントニーの涙をサンチョが慰める 「マンUに帰らなければならないことを思い出した」

決勝で敗れ涙を見せたアントニー Photo/Getty Images

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ベティスファンは「アントニー残留!」と叫んだ

UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ決勝、レアル・ベティスとチェルシーの一戦は1-4でチェルシーの勝利に終わった。ベティスはアブデ・エザルズーリの9分のゴールで先制したが、後半にチェルシーに4点を叩き込まれ、敗北した。

タイトルを逃し、ベティスのアントニーの顔には涙が浮かんでいた。アントニーを抱きしめ、慰めていたのはチェルシーのジェイドン・サンチョ。彼らはともにマンチェスター・ユナイテッドで居場所を失い、ローンに出ていた者同士だ。

マンチェスター・ユナイテッドはヨーロッパリーグ決勝まで進んだもののトッテナムに敗れ、今季無冠に。プレミアリーグでは15位という最終順位に終わり、プレミアリーグ創設以来最悪の戦績となってしまった。SNSでは、アントニーとサンチョが抱き合う姿に「彼らはマンチェスター・ユナイテッドに帰らなければならないことを思い出した」とマンUを皮肉る者もいる。
ベティスにやってきてから好調を取り戻し、公式戦9ゴールを記録したアントニー。『THE Sun』は、ベティスのファンたちが「アントニー残留!」と叫んでいたと報じている。また、クラブのレジェンドであるホアキン・サンチェス氏はアントニーの活躍を認め、「もし彼が誘拐されなければならないなら、私が車を提供するよ。何があろうと彼をここに残しておく」と語った。ベティスにとって、アントニーは愛すべき重要な選手となっているのだ。

マンUでのアントニーの高給はジム・ラトクリフ共同オーナーからも問題視されている。マンUの財政改善のためにも、アントニーのキャリアのためにも、ベティス移籍が双方にとって幸せなのかもしれない。マンUはもう1シーズンのローンの提案を拒否し、アントニーの完全移籍を望んでいるという。


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