「親のように慕っているが……」 17年ぶりタイトル獲得のトッテナム 選手らは来季のポステコグルー続投に懐疑的と英紙

ポステコグルー監督とマディソン Photo/Getty Images

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去就に揺れる

トッテナム・ホットスパーのアンジェ・ポステコグルー監督が、クラブに17年ぶりとなるタイトルをもたらしたにもかかわらず、来季の続投が危ぶまれている。『Daily Mail』など複数の英メディアが報じた。

トッテナムは今週、UEFAヨーロッパリーグ決勝でマンチェスター・ユナイテッドを下し、実に41年ぶりとなる欧州タイトルを獲得。ポステコグルーは、わずか2年目でクラブをトロフィー獲得へと導いた。しかし、クラブ内の空気は彼の功績に冷淡だという。

選手たちの間では、ポステコグルーが来季も指揮を執るとの期待は薄いようだ。契約は1年残っているものの、ダニエル・レヴィ会長はすでに後任候補の選定に動き出しており、その中にはフルアムのマルコ・シウバの名前も含まれているとされる。
ELで優勝したものの、リーグ戦は21敗と惨憺たる内容に終わり、最終節のブライトン戦を残すのみ。今季終了と同時にポステコグルー政権も幕を閉じる可能性が高まっている。

それでも、ソン・フンミン主将は「彼がタイトルを勝ち取ったんだ。それだけで十分に価値がある」と語り、続投を望む気持ちをにじませた。しかし多くの選手は発言を控え、祝勝ムードの中で未来への懸念を口にすることはなかった。

ポステコグルー自身も「ケ・セラ・セラ(なるようになる)」と述べ、来季の去就に含みを残した。だが、主要トロフィーを“就任2年目”で勝ち取るという記録は、彼の価値を証明するに十分であり、仮にスパーズを去ることになっても、その名誉は色あせることはないだろう。

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