「ワトキンスもオシムヘンも逃すことに」 マンUのストライカー補強に暗雲 獲得可能な“現実的ターゲット”を狙うか

再建を託されているアモリム Photo/Getty Images

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2024-25シーズンのプレミアリーグを15位で終え、深刻な得点力不足に悩まされたマンチェスター・ユナイテッドが、この夏に狙っていた2大ストライカー獲得を逃す可能性が濃厚になったという。

これまでの報道では、複数の記者がユナイテッドの補強ターゲットとして、アストン・ヴィラのオリー・ワトキンスとナポリのヴィクター・オシムヘンの名前を挙げていた。だが『The Athletic』の敏腕記者デイビッド・オーンスタイン氏によると、ワトキンスの売却についてヴィラは「完全に拒否」の姿勢を貫いており、ユナイテッドとの交渉も行っていない可能性が高いという。

「オリー・ワトキンスは確かにユナイテッドの補強リストに入っている。彼が入っていない方がおかしい。だが、私の知る限りでは、ヴィラはワトキンスを手放すつもりはまったくない。クラブとして彼に大きな信頼を寄せており、今後も前線を任せるつもりだ」と、オーンスタイン氏は語っている。
一方、ナポリ所属のオシムヘンに関しても、ユナイテッドの獲得の可能性がほぼ消滅したと『Corriere dello Sport』が伝えている。

オシムヘンは以前からナポリ退団が確実視されていたものの、ユナイテッドやリヴァプールなど複数クラブとの交渉を経て、最終的にトルコの強豪ガラタサライに完全移籍する意向を示したという。ナポリは移籍金として7500万ユーロを要求していたが、本人は「CL出場が可能な欧州クラブ」を最優先に希望し、巨額年俸を提示していたサウジアラビアのアル・ヒラルからのオファーも断ったという。

同紙によれば、オシムヘンはすでに年俸1600万ユーロの契約内容でガラタサライと合意しており、来季のCL出場を決めた同クラブへの復帰を希望しているとのことだ。

こうした状況により、ユナイテッドはストライカー補強に関して現実的なターゲットへと軌道修正を余儀なくされている。

代替候補としてみられているイヴァン・トニーは、本人がユナイテッド行きを強く望んでおり、所属クラブ側も比較的リーズナブルな価格で放出を検討しているという報道が出ている。

また、、エヴァートンを退団してフリーとなっているイングランド人FWドミニク・カルバート・ルーウィンにもオファーを出したと報じられている。

「夢の補強」からは後退した形となったが、逆に現実的な戦力補強へと舵を切るユナイテッド。これが新シーズンにどのような影響を及ぼすのか、注目が集まる。

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