Jリーグ公式スタッツに「APT」新設 実プレイ時間が可視化へ

興味深いスタッツを見える化したJリーグ Photo/Getty Images

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戦術分析に新視点

Jリーグは、公式サイト『Jリーグ.jp』のスタッツ欄に「APT(アクチュアル・プレイング・タイム)」を新たに追加したと発表した。APTとは、試合の中で実際にボールが動いていた時間、いわゆる「インプレイ」の総時間を指し、近年欧州を中心に注目されてきた指標である。

新設されたAPTは、2つの方法で確認可能。まず、各試合詳細ページ内「戦評」タブのスタッツ欄。そしてもう一つは「成績・データ」ページ内のチームスタッツから閲覧できる。

このAPTは、単なる試合のテンポだけでなく、チームのプレイスタイルや戦術的特徴を把握する上でも活用可能なデータである。例えば、ボールがよく止まる試合は時間の使い方やゲームコントロールの意図が反映されており、逆にインプレイが長ければ高い強度と流動性があると見ることができる。
APTの長短でチームの特徴を読み解いたりすることも面白いのではないだろうか。今後はファンやアナリストにとって新たな視点を提供することになりそうだ。新スタッツとともに、Jリーグの試合観戦がより分析しやすいものとなっていくだろう。

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