杉本健勇のゴラッソ飛び出した! 強烈ダイレクトボレーで今季初得点 大宮、ホームで苦しむも終盤の2得点で“快進撃”再開

大宮は前節の黒星を払拭する勝利 Photo/Getty Images

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水戸の強度に苦しんだが

明治安田J2リーグ第6節、RB大宮アルディージャは水戸ホーリーホックをホームに迎えた。

4連勝という好スタートを切ったが、前節で今季初の敗戦を喫したRB大宮。熱気の高いファンで埋まったNACK5スタジアムで声援を受け、序盤から前方への推進力を高めて攻勢に出る。しかし球際の強さを活かす水戸は大宮を思うように前進させず。ファーストシュートは水戸の飯泉が放つ。

9分には連携で中央を崩し、シュートに持ち込む大宮。10分には豊川がコーナーキックを獲得し、その二次攻撃でも水戸ゴールを急襲するがネットを揺らすには至らない。積極的にボールを狩りにくる水戸のプレスをいなし、CKのシーンも凌ぎながらペースを掴もうとするが、なかなか効果的に敵陣までボールを運べない苦しい時間が続く。32分には水戸GK松原からの繋ぎのミスを拾ってチャンスになりかけるが、これも決め切ることができない。
前半終盤には大宮に連続チャンスが訪れる。42分には杉本のキープからサイドの泉が走り、クロスを送ってチャンスになりかける。43分にはまたもビッグチャンス。同じく左からのクロスに杉本が合わせ右足で枠内にシュートを放つが、ブロックにあい得点ならず。続いて藤井がゴール正面からシュートを放つが、これも枠の上に外れ得点とはならなかった。前半はスコアレスで折り返す。

後半開始直後は水戸が右サイドを起点に攻撃を仕掛け、大宮ゴールを襲う。執拗にプレスをかけ、セカンドボールを粘り強く奪い、奪えば縦に素早く展開する水戸に、防戦を強いられる大宮。なかなか前線にボールをつけられず、攻撃も単発に終わってしまい前方への推進力を見せられない時間が続く。

それでも61分に泉と小島のパス交換からコーナーキックを獲得したりと、しだいにチャンスを増やしていく大宮。66分には左で高い位置をとった下口のクロスに味方が合わせてチャンスとなるが、これもネットを揺らすには至らず。長澤監督は豊川、藤井に代えてオリオラ・サンデー、カプリーニを投入することで流れを変えようと試みる。

対する水戸も多田、渡邉に代えて草野、大崎を投入する。よりオープンな展開となり、77分にはオリオラ・サンデーの抜け出しからカプリーニがシュート。79分のコーナーキックではカプリーニが入れたボールに市原がヘディングで合わせるが、惜しくもゴール左に外れていく。そして80分、スコアが動いた。縦のボールに反応したオリオラ・サンデーが抜け出すと、冷静に流し込んで待望の先制点を挙げる。

勢いづいた大宮は83分、コーナーキックの流れからGKがパンチングではじいたボールを杉本が鮮烈なダイレクトボレー。これが見事に決まり、湧き上がるNACK5スタジアム。大宮は立て続けの得点でスコアを一気に2-0に持っていく。

前に出てくる水戸の攻撃をいなしつつ、隙あらばカウンターで攻勢に出る大宮。90分にも高い位置でボールを奪ったオリオラ・サンデーが右足シュートを放つが、これはGK松原の好守に阻まれる。アディショナルタイムには必死にボールを前進させようとする水戸だが、大宮のブロックを攻略できず。ミドルシュートもGK笠原に阻まれ、試合はそのまま2-0で終了。大宮が今季5勝目を挙げ、“快進撃”を再開した。



[スコア]
RB大宮 2-0 水戸

[得点者]
RB大宮
オリオラ・サンデー(80)
杉本健勇(83)


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