“プライド”が邪魔している? レアルやイングランド代表を率いたカペッロがペップを痛烈批判 「あまりにも傲慢で僭越すぎる」

マンCの指揮官ペップ photo/Getty Images

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現在シティは絶不調

レアル・マドリードやACミラン、イングランド代表を率いた経験があるファビオ・カペッロ氏はマンチェスター・シティの指揮官ペップ・グアルディオラを痛烈に批判した。

現在ペップ率いるマンチェスター・シティは絶不調だ。公式戦直近10試合の戦績は1勝2分7敗となっており、シティの監督就任後、最も厳しい時期をペップは過ごしている。チームの心臓であるロドリをはじめ、主力選手の怪我やコンディション不良による影響も大きいが、改善の兆しが見えないことでペップへのプレッシャーも高まっている。

そんななか、CLリーグフェーズ第6節のユヴェントス戦(0-2)の前に「Sky Sport Italia」にて、カペッロ氏はペップについて次のように語っている。
「グアルディオラは偉大な監督だが、あまりにも傲慢で僭越すぎる。時には、勝者は選手ではなく自分だと証明したかったためにビッグマッチで主力選手をチームから外し、トロフィーを失ったこともあった。私の見解では、あれは彼のチームからスポットライトと名誉を奪おうとする試みだった」

このカペッロ氏の発言を受けて、英『Daily Mail』は20-21シーズンのCL決勝での出来事を語っているのではないかと推測している。チェルシーとの決勝戦となったこの試合、ペップはフェルナンジーニョとロドリをベンチにおき、イルカイ・ギュンドアンをアンカーで起用したのだ。結果的にこのサプライズ采配はうまく機能せず、シティはチェルシーに0-1で敗戦。当時、ペップの奇策には疑問の声が多く寄せられた。

その他にも度々ビッグマッチで奇策を試みてきたペップだが、考えすぎた戦術がうまくいかないことも多々あり、カペッロ氏はペップのプライドが高すぎる故に見誤ることがあることを言及しているようだ。

脆い守備や迫力のない攻撃など今のペップ・シティは多くの問題を抱えているが、若手を思い切って使うなど一向に変化が見られないことも気になるところ。週末にはマンチェスター・ユナイテッドとのダービーを控えているが、ペップにこの大一番で勝利する策はあるのか、シティの戦いぶりに注目だ。


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