「セスクはグアルディオラと同じDNAを持っている」 強豪ナポリをも苦しめたスペイン風味なFCコモの戦い方

FCコモを指揮するセスク photo/Getty Images

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またスペインから名将は生まれるか

4日にセリエA第7節で首位を走るナポリと対戦したFCコモは、敵地で1-3と敗れた。最終的にはナポリに突き放されるゲームにはなったが、コモの戦いに驚いた人も多いのではないか。

昇格組のコモはナポリ相手に真っ向勝負を挑み、シュート数はナポリを上回る11本、ポゼッション率も60%を記録。かなりアグレッシブな戦い方だったと言える。

そんなチームを指揮しているのは、現役時代にアーセナルやバルセロナ、チェルシーなどで活躍した元スペイン代表MFセスク・ファブレガスだ。その戦い方には、スペイン人監督らしさを感じさせるものがある。
伊『Gazzetta dello Sport』によると、今季マンチェスター・シティからコモにレンタル移籍しているMFマクシモ・ペローネはセスクとジョゼップ・グアルディオラに似たところがあると印象を口にしている。

「僕たちのスタイルは、イタリアでは珍しいものだと思う。僕たちと同じことをするチームは多くない。セスクはグアルディオラと同じDNAを持っている。選手を中央に集めてボールをコントロールし、高い位置からプレスをかけることを好む。そのスタイルこそ僕たちの強みだと思う」

セスクは2010ワールドカップを制するなど、スペイン黄金期を知る選手だ。同時期に代表でプレイしていた者の中には指導者の道に進んでいる者も多く、レヴァークーゼンを指揮するシャビ・アロンソがその代表例だ。アロンソのようにセスクも大きな成功を掴む可能性があり、コモで見せるスペイン風味なフットボールは一見の価値がある。

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