14歳の衝撃デビューも批判の声 思い返されるペドリやファティの悪夢 早すぎる実戦は有望選手を苦しめるのか?

交代でピッチに入るマテオ・アポロニオ(写真中央) photo/Getty Images

2010年生まれの選手

アルゼンチン1部のデポルティーボ・リエストラに所属するDFマテオ・アポロニオが14歳29日という衝撃の年齢でデビューを飾った。16日に行われたコパ・アルヘンティーナのニューウェルズ戦に85分から途中出場。元アルゼンチン代表のセルヒオ・アグエロ氏が持っていたアルゼンチン1部リーグの史上最年少出場記録を塗り替えた。

しかし、SNS上では この“早すぎる”デビューを批判する声が上がっている。スペイン『El Desmarque』はあるファンのSNSでの投稿を取り上げた。

「まだ成長段階だ。クレイジーだよ。14歳の子供を火傷させるつもりか? サッカーは悪い方へ進んでいく」
そして同メディアは、バルセロナで16歳という年齢でデビューしたFWアンス・ファティと、同じく17歳で1部デビューしたMFペドリを例に挙げ、「問題になることもある」と懸念している。

「バルセロナは、ユースの選手を起用することを最も恐れないチームの1つだが、16歳と17歳でデビューしたファティやペドリが怪我に苦しんできたところを見てきた」

現代サッカーにおいて、有望な選手が10代からデビューし活躍することが珍しくなくなってきた。しかし、早い段階からトップレベルのサッカーを経験させることが必ずしも良い方向に働くとは限らない。選手のキャリアを“守る”ためにも、いま一度若手選手の起用には慎重になるべきなのかもしれない。

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