ミランが新たな9番獲得に狙いを定めた? 実現すればクラブ史上最高額の移籍金か

ライプツィヒのシェシュコ photo/Getty Images

夏の補強予算の大部分をCFに投資

ACミランは今夏、RBライプツィヒからベンヤミン・シェシュコの獲得に乗り出すつもりのようだ。オリヴィエ・ジルーの今季限りでの退団が濃厚となっていることでACミランのCFのポジションに穴が空く。ジルーは今季、37歳ながらリーグ戦で14得点8アシストとチームに欠かせない活躍を見せ、2021-22シーズンにはセリエA優勝にも貢献したチームの大黒柱だ。その大きな穴をミランはクラブ史上最高額の移籍金で埋めるプランを練っていると『La Gazzetta dello Sport』が伝えている。

現在20歳のシェシュコだが、近年のミランで成功を収めたジルーやズラタン・イブラヒモビッチといったCFと似た身長(195cm)とフィジカルを兼ね備えており、ブンデスリーガでシーズン12ゴール、チャンピオンズリーグとカップ戦でそれぞれ2ゴールを決め、ゴール前でそのポテンシャルの高さを披露している。

シェシュコの獲得にかかる費用はクラブ過去最高額である2017年にレオナルド・ボヌッチの獲得に投じた4200万ユーロより安くなる可能性は低い。ライプツィヒとの契約に含まれる契約解除条項は5,000万ユーロだが、シーズン終了までのパフォーマンス次第でその額はさらに上がり、最大で7,500万ユーロになるという。もしシェシュコがリーグ戦5試合すべてで得点すれば満額に達するだろうとされている。
それでもミランがシェシュコにかける期待は大きいと見られており、夏の予算の大部分を新9番に投じることはリスクの少ない投資と考えられているようだ。2年連続で無冠に終わった名門が名誉挽回のため、今夏はどのような動きを見せてくれるのか注目を集める。

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