ルカ・モドリッチ、レアル・マドリードのレジェンドを超えて歴史的大記録を達成

クラシコにも出場したモドリッチ photo/Getty Images

36回目のリーグ優勝と共に59年ぶりの大記録

レアル・マドリードはラ・リーガ第34節カディス戦を3-0で勝利し、バルセロナがジローナに敗れたことでラ・リーガで36回目の優勝を果たした。

タイトル獲得に注目が集まるのは当然だが、その試合で、ルカ・モドリッチは38歳7カ月と25日というラ・リーガの試合に出場したレアル・マドリードの史上最年長選手となり、歴史的な個人記録を塗り替えた。2012年にトッテナム・ホットスパーからレアル・マドリードへ移籍したモドリッチは、同クラブのレジェンドであるフェレンツ・プスカシュが1965年に打ち立てた、38歳7カ月と19日という記録を上回ることになった。

モドリッチはレアル・マドリードへ移籍して以来、サッカー界で最も影響力のあるスター選手の一人となり、チームではリーグ優勝4回、コパ・デル・レイ2回、スーペルコパ4回、チャンピオンズリーグ5回などを制覇、個人では2018年のバロンドールをはじめとする数々のタイトルを獲得した伝説的な選手となった。
今季のレアル・マドリードはフェデリコ・バルベルデ、オーレリアン・チュアメニ、エドゥアルド・カマヴィンガといったタレントが中盤で起用され、またレアル・マドリードの黄金期を共にした34歳のトニ・クロースもいることもあり、先発出場の機会を減らしていたモドリッチだが、要所では流石の存在感を見せ、カディス戦でもブラヒム・ディアスの先制点をアシストした。

それでも、2024年の6月末でモドリッチの契約が切れるため、より多くの試合に出場する機会を求めて、今夏に退団することになるのかもしれないと噂されている。1年の契約延長が交わされるといった報道もされているものの、いずれにしても、レアル・マドリードでのモドリッチが見られる時間は限られていることは確かだ。ファンは偉大なレジェンドの記録を超えたモドリッチの雄姿を目に焼き付けておく必要があるだろう。


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