「どうやって監督に留まるのかわからない」キャラガー氏、コヴェントリーに辛勝したユナイテッドのテン・ハーグ監督の解任を予想

ユナイテッドのテン・ハーグ監督 photo/Getty Images

PK戦までもつれ込んだ

21日(現地時間)に行われたFAカップ準決勝でマンチェスター・ユナイテッドはコヴェントリー・シティーと対戦した。

前半にスコット・マクトミネイ、ハリー・マグワイア、ブルーノ・フェルナンデスのゴールで前半のうちの3点のリードを奪ったユナイテッドだったが、後半コヴェントリー・シティの反撃に遭い同点に追いつかれてしまう。ユナイテッドは延長戦でも試合を決めきれず、試合はPK戦までもつれこんだ。最終的には、ユナイテッドが3-3(PK4-2)で勝利した。

FAカップの決勝へ駒を進めたユナイテッドだったが、イングランド実質2部のチャンピオンシップを戦うコヴェントリー・シティに同点に追いつかれPK戦の末に辛勝したことで、同クラブや指揮官のエリック・テン・ハーグ監督は、非難の的となっている。
リヴァプールで活躍したジェイミー・キャラガー氏も同監督、同クラブを非難している評論家の1人で、同氏は試合後、ユナイテッドについて以下のように語った。英『METRO』が伝えている。

「あの結果はテン・ハーグ監督の職を奪ったと思う。彼がどうやって(監督の職に)留まるのか本当に分からない。悪いパフォーマンスに次ぐ悪いパフォーマンスだ。そのロッカールームは、おそらく大きな試合に勝ったばかりのチームにとって、最も恥ずかしいロッカールームだろう。その勝利を祝うことすらできない。もしかしたら、これで何とか決勝に勝てるかもしれないが、何の進歩も見られない。オーナーがどのように状況を見て前向きになれるのかわからない」

キャラガー氏は、この結果がテン・ハーグ監督の解任につながると予想し、ユナイテッドのパフォーマンスを、「勝利すら祝えない最も恥ずかしいロッカールーム」と批判した。確かに、この試合に限らずユナイテッドはプレミアリーグでも勝ちきれない試合が続いており、ここ5試合での同リーグでの戦績は、1勝1敗3分だ。現在7位に沈み勝ち点の取りこぼしが許されないチーム状況ではあるが、勝ち点の上積みができずチャンピオンズリーグの出場権の獲得できる4位アストン・ヴィラとの勝ち点差は16、ヨーロッパリーグの出場権が獲得できる5位トッテナムとの勝ち点差は10。残り試合が5試合ということを考えると絶望的な状況だ。

来季ヨーロッパリーグに出場するには、FAカップで優勝するしか道がなくなってきたユナイテッド。5月25日に行われるマンチェスター・シティとのFAカップ決勝で同クラブはどのようなパフォーマンスを見せてくれるのだろうか。ここでの試合結果では、キャラガー氏の予想通りテン・ハーグ監督の解任も起こりうる。

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