マンCは動じない? 元イングランド代表が語るアーセナルやリヴァプールにタイトル争いで足りないものとは

史上初のプレミア4連覇が近づく photo/Getty Images

ここにきてシティが首位に

プレミアリーグも残り6試合となり、マンチェスター・シティ、アーセナル、リヴァプールの三つ巴のタイトル争いも佳境を迎えている。

プレミアリーグ第33節では先に試合を行ったシティはルートン・タウンに勝利を収めたものの、アーセナルとリヴァプールはまさかの敗戦。両チームともに多くのチャンスを作ったが、アーセナルはアストン・ヴィラに敗戦し、リヴァプールはクリスタル・パレスに0-1で敗戦を喫した。

この結果を受けて、前節終了時点で3位だったシティが首位に躍り出て、2位のアーセナルと3位のリヴァプールとの勝ち点差は2となった。まだ1試合で逆転できる勝ち点差であるが、ここ数年シーズン終盤で圧巻のパフォーマンスを見せてきたこともあり、シティがこのまま逃げ切るかもしれないという見方も多い。
そんななか、元イングランド代表でアーセナルでもプレイ経験のあるポール・マーソン氏はアーセナルやリヴァプールに比べて、シティは試合で劣勢に立たされても動じないことがタイトル争いでも強い武器になっていると語った。

同氏は「今年に入ってからアーセナルは、一度もビハインドを負ったことがない。マン・シティの場合、クリスタル・パレスとの試合で0-1になったとしても、パニックになることはない」と、先制点を許してしまった後、巻き返すことができなかったアーセナルとリヴァプールについて触れた。さらに続けて、「マン・シティではそういう感覚は得られない。彼らは自分の能力を信じきっているから、何も心配する必要はない」と語っており、シティには絶対的自信があり、そのおかげで劣勢に立たされてもパニックになることが少ないと語った。

ペップ・グアルディオラ監督が就任後、常にタイトルレースを繰り広げてきたシティはシーズン終盤に強さを発揮して優勝してきた経験があり、それは今では絶対的な自信となっているのかもしれない。しかしまだシティのタイトルが決まったわけではなく、アーセナルとリヴァプールにも十分にチャンスはある。まだまだ予測不能なプレミアリーグタイトル争いから引き続き目が離せない。

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