現サッカー界の“10代プレイヤー”は化け物だらけ クバルシ、ヨロら今季急激に市場価値を上昇させた5人のヤングスター

イングランド代表デビューも果たしたメイヌー photo/Getty Images

今季一気にブレイクした10代が多く

今季の欧州サッカー界で最もブレイクした選手は誰なのか。それを測る1つの指標として、選手の市場価値が挙げられる。

英『GIVE ME SPORT』が今季大幅に市場価値を上げた若手選手たちにスポットを当てているが、いずれも今季一気に知名度を上げた者ばかりだ。

1.レニー・ヨロ(リール/DF/18歳/4000万ユーロ)
U-23フランス代表にも選出されているヨロはリールで絶対的な主力となっていて、今ではレアル・マドリードからの関心も噂される。その市場価値は昨夏の1000万ユーロから、今では4000万ユーロにまでアップ。市場でも要注目の若手DFだ。

2.パウ・クバルシ(バルセロナ/DF/17歳/2500万ユーロ)

同じDFでは、バルセロナの主力となった17歳のパウ・クバルシだ。昨夏の時点では僅か50万ユーロの市場価値だったが、現在では2500万ユーロまで急上昇。若手センターバックの中では今季最も知名度を上げた選手と言っていいか。

3.サム・オモロディオン(アラベス/FW/19歳/4000万ユーロ)

アトレティコ・マドリードからアラベスにレンタル移籍しているオモロディオンは、193cmのサイズを誇るスペインの大型ストライカーだ。今季はラ・リーガで8ゴールを挙げていて、来季はアトレティコでも試してほしい選手だ。

アラベスに向かった時点では600万ユーロの市場価値だったが、今では4000万ユーロに。スペイン代表でも将来が期待されるストライカーだ。

4.アレクサンデル・パヴロビッチ(バイエルン/MF/19歳/2500万ユーロ)

やや選手層が薄くなっているバイエルンの中盤にて、重要戦力となったのが188cmの大型MFパヴロビッチだ。開幕時点では無名に近く、昨夏の時点では20万ユーロの市場価値だった。それが現在は2500万ユーロまでアップしていて、ドイツA代表入りも期待されている。

5.コビー・メイヌー(マンチェスター・ユナイテッド/MF/18歳/3500万ユーロ)

そして何と言ってもメイヌーだ。マンUの救世主的存在となっていて、18歳とは思えぬ落ち着きとテクニックを誇る。3月にはイングランド代表デビューも果たしていて、このままEURO2024のメンバーに入る可能性もある。今季最大のブレイク選手と言ってもいいだろう。

昨夏の段階では市場価値も80万ユーロだったが、今では3500万ユーロまでアップした。一気にワールドクラスMF候補の仲間入りを果たすことになり、その成長速度は驚異的だ。


全員が10代という点が恐ろしく、近年は10代から欧州トップクラブで活躍する者が増えている。技術だけでなくメンタルが優れているのも特長的で、今季ブレイクした彼らは今後のサッカー界の主役候補たちだ。

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