現在11位 批判殺到のチェルシーのオーナーはサポーターに向けてメッセージを残す

批判殺到のチェルシーのオーナーphoto/Getty Images

本当に発展の段階なのか?

2022年にロマン・アブラモビッチ氏から現在のオーナーであるトッド・ボーリー氏ににクラブの所有権が移った。それからボーリー氏は10億ポンド以上をかけて実績のない若手選手を中心にクラブの補強を行った。しかしその成果は依然出ていない。

直近のプレミアリーグでチェルシーは現在19位のバーンリーと2−2で引き分け、現在は11位に沈んでいる。今季のチェルシーも昨季同様、試合を終えるごとにトップ4入りへの望みを薄めている。

『METRO』によると、このような結果が続いているチェルシーに苛立ちを隠せないサポーターは、トッド・ボーリー氏を追放するためにデモ抗議を行なっている。デモ抗議を行うサポーターは「彼を追い出せ。我々はチェルシーを取り戻したい」と書かれたステッカーを印刷している。
しかし同紙によると、反発が高まる状況下でも依然ボーリー氏はクラブが正しい軌道に乗っていると確信しているという。

「我々は発展の段階で、素晴らしい技術を持ったそれぞれの選手がチームとしてまとまるまでの時間を与える必要がある」

「ファンがチームやオーナーに対して不満を抱く理由もわかるが、私たちは突き進まなければならない」

昨季は12位、今季も現在11位と振るわない結果が続くも、それが発展の段階であると主張するボーリー氏。確かに若手が成長すれば今よりも発展するかもしれない。しかし他のクラブは強さを維持しながら、同様に若手の育成に力を入れている。この形勢はそう簡単には逆転できないだろう。

さらに、この状況はプレイしている選手のモチベーションを間違いなく欠いている。それを無視し続けることは、さらに悪い結果を生み出す可能性にもつながるだろう。

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