「サッカーの神様への信頼を失いそうになった」 ゴールが遠かったブレントフォード指揮官が嘆き

ブレントフォードの指揮官トーマス・フランク photo/Getty Images

ユナイテッドを圧倒するもドロー

プレミアリーグ第30節でマンチェスター・ユナイテッドと対戦したブレントフォード。

ユナイテッドはインターナショナルブレイク前に、FAカップ準々決勝でリヴァプールに劇的勝利を収めたこともあり再び勢いに乗るかと思われたが、この試合で好パフォーマンスを見せたのはブレントフォードだった。

開始早々からイヴァン・トニーとヨアヌ・ウィサの2トップは幾度となくゴールに迫るもポストやクロスバーに嫌われ、ネットを揺らすことができない。後半にもブライアン・ムベウモのシュートがクロスバーに直撃するなど、ことごとくゴールに嫌われていた。
すると、後半ATにユナイテッドのメイソン・マウントが待望の先制ゴールをマーク。遠かった1点を先に決められたブレントフォードだったが、90分+9分にトニーの折り返しをクリストフェル・アイエルが決め、なんとか1-1の同点に持ち込んだ。内容では圧倒しつつも、ゴールに嫌われていたブレントフォードの指揮官トーマス・フランクは試合後のインタビューでこの試合を振り返った。

「どうして勝てなかったのか、信じられないよ。最も一方的な1-1の試合だった。このゲームの勝者はただ一人であるべきだったし、それは我々だけだったはずだ。96分に1-0で負けると、サッカーは残酷だと思うだろう。私はサッカーの神様への信頼を失いそうになったが、彼は少しだけ許してくれた」(英『BBC』より)

勝ち点3を取れる試合だっただけに、フランク監督は悔しさを吐露した。この試合の結果15位のブレントフォードは降格圏内の18位のルートン・タウンとの勝ち点差は5となっている。今回は勝ち点3を逃してしまったブレントフォードだが、指揮官はシーズン終盤に向けた意気込みを語り、チームを称賛した。

「我々はできる限りのことはやったが、残念ながらこれはサッカーであり、勝ち点1しかない。我々は前進し続けるだけだ。落ち込んでいたわけではないが、試合に復帰するメンタリティと人格を持っていた。彼らは素晴らしい。彼らをとても誇りに思う」


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