ドイツサッカー連盟がナーゲルスマン監督と契約延長へ 幹部「優秀な監督を放出したりはしない」

ドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン監督 photo/Getty Images

現契約はEURO2024まで

ドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン監督に対して、ドイツサッカー連盟(DFB)が契約延長のオファーを提示しているようだ。ドイツのサッカー雑誌『Kicker』が伝えている。

ナーゲルスマン監督は、昨年10月にハンジ・フリック前監督の後任として代表監督に就任。契約期間は、今年6月に開幕するEURO2024終了までとなっているが、『Kicker』によると、DFBは既にナーゲルスマン監督へ契約延長の意向を打診し、同監督も前向きな姿勢を示しているという。

DFBでマネージングディレクターを務めているアンドレアス・レッティヒ氏も、『Kicker』の取材に対して「優秀な監督を放出したりはしない」とコメントし、ナーゲルスマン監督の慰留に努める方針であることを明かしている。DFBではレッティヒ氏やスポーツディレクターのルディ・フェラー氏らが中心となってナーゲルスマン監督に提示する長期契約の細部について議論が交わされていて、EURO2024の開幕前に同監督との契約延長締結を望んでいるとも同誌は報じている。
一方、ナーゲルスマン監督は、20日(現地時間)に行われたドイツ代表サポーターとの交流イベントの場で自身の去就について尋ねられると、「オプションは2つある。代表チームかクラブ」と答え、代表チームで指揮を執る可能性も検討していると認めた。

また、EURO2024終了後に休養期間に入るのかという質問に対しては、「休むとオファーが来なくなる」と否定していることから、ナーゲルスマン監督の去就は同大会の前後には明らかとなるだろう。果たして36歳の青年指揮官はどのような決断を下すのだろうか。

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