ブラヒム、ベン・セギル、アコマック、ユシ W杯ベスト4・モロッコで注目すべき若き新戦力たち

ブラヒム・ディアスはレアルで活躍している photo/Getty Images

次なるW杯へ戦力強化へ

先日、レアル・マドリードでプレイするMFブラヒム・ディアスがスペインではなく、モロッコ代表でのプレイを選択したことが話題となった。

ブラヒムはアンダー世代でスペイン代表を選択していて、2021年にはA代表でも1試合の出場歴がある。そこからモロッコ代表に変更することになり、モロッコはさっそく今月のアンゴラ、モーリタニアとの親善試合へブラヒムを招集している。

ブラヒムは両親がモロッコ出身のため、二重国籍を持っている。それもあってのモロッコ代表選択なのだが、こうしたケースはブラヒムだけではない。
モロッコは今月の代表メンバーにASモナコMFエリーゼ・ベン・セギル(19)、ビジャレアルFWイリアス・アコマック(19)、レアル・マドリードのU-19カテゴリーでプレイする左サイドバックのユシ(18)といった若手も招集しているのだが、いずれもアンダー世代では別のチームでプレイしていた選手だ。

ベン・セギルはU-19フランス代表でプレイしていた攻撃的MFで、バルセロナのアカデミーで育ったアコマックはブラヒムと同じく世代別スペイン代表でプレイしてきた。それはユシも同じで、こちらはまだレアルのトップチームでもプレイしていない18歳の若手だ。今回のモロッコ代表招集は驚きで、スペイン『Mundo Deportivo』もモロッコの強化策に注目している。

モロッコは2022年のワールドカップ・カタール大会でベスト4に入る快進撃を見せていて、2026年大会で更なる躍進を目指すべくモチベーションを高めている。ブラヒムの合流も大きな戦力アップとなるはずで、アフリカの中でも見逃せない集団となりそうだ。

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