アーセナルが持つ大きなアドバンテージは「守備」 ここ6戦でたったの3失点

サリバ、ホワイトなどアーセナル守備陣は強力 photo/Getty Images

攻撃力に目を奪われがちだ

現在プレミアリーグで3位につけるアーセナル。リヴァプール、マンチェスター・シティに比べれば「穴馬」と見られているかもしれないが、英『football.london』はアーセナルに大きなアドバンテージがあると指摘する。

それは守備力だ。失点「23」はリーグ最少であるというだけでなく、年明けからのここ6戦を見ても3失点と際立っている。6戦で25点を決めた攻撃力に目を奪われがちだが、アーセナルの本当の強さは守備にある。

『The Athletic』によれば、年明けからの6試合でのアーセナルの予想失点数(xG)はわずか1.9であり、次に優れたチームであるマンチェスター・シティは6.8。なんと3.5倍もの差がついている。
もちろんガブリエウ・マガリャンイス、ウィリアム・サリバというプレミア屈指の2センターバックの前にデクラン・ライスを置いた布陣が強靭である、という理由も大きい。だがそれだけでなく、今季のアーセナルはそもそも相手にシュートを打たせていない。ニューカッスル戦ではわずか3本。バーンリー戦では8本を打たれたが、枠内に飛んだのは0だった。前線からのプレスで奪い切ることで、相手の攻撃を受ける時間が少なくなっている面もある。

この守備力を武器に、どこまで3つ巴のタイトルレースを戦い抜けるか。得点の多さ、失点の少なさでプレミアリーグ最大の得失点差「+39」を持っているのがアーセナルであり、これはタイトルレースが横一線になればなるほど大きな意味をもってくるだろう。

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