遠藤航もフィットでリヴァプールの中盤と前線は層が厚くなった 見えてきたプレミア制覇への戦力

遠藤(中央)もすっかり主力に photo/Getty Images

負傷トラブルにも対応できるだけの選手層が完成している

長いシーズンを戦ううえで、負傷トラブルへの対応は重要なポイントになる。疲労を軽減する巧みなターンオーバー、そして充実した選手層が必要となるが、現在プレミアリーグで首位を走るリヴァプールにはそれがある。

17日にブレントフォードを4-1で撃破したリヴァプールは、MFカーティス・ジョーンズとFWディオゴ・ジョタが負傷してしまった。ネガティヴな出来事だが、代わりに存在感を放った選手もいる。

前線では、アフリカ・ネイションズカップから戻ってきたエースのモハメド・サラーだ。サラー離脱中はジョタやダルウィン・ヌニェス、ルイス・ディアスらできっちりと穴埋めしており、勝ち点を取りこぼさなかった。
さらに中盤ではアレクシス・マクアリスターが負傷離脱していた時期があったが、その代わりに日本代表MF遠藤航がフィット。今は遠藤もアジアカップの戦いから復帰し、中盤にはユルゲン・クロップが信頼を置く選手たちが揃っている。

英『90min』も中盤と前線の選手層を強みに挙げており、リヴァプールはシーズンを進める中で選手層が厚みを増していった印象だ。

「今季の主な強みは、豊富なアタッカー陣と新たな構成となった中盤だ。たとえリヴァプールの守備が昨季と同じくらい不安定だったとしても、相手に問題を引き起こすだけの力がある。この選手層の厚みが加わったことで、チームは負傷者の危機を乗り越えることができた」

ジョタらの負傷は痛手だが、こうしたトラブルを乗り越えなければリーグタイトルは掴めない。中盤ですっかり主力となった遠藤も今季の大きすぎる収穫で、リヴァプールにはプレミアのタイトルを狙えるだけの戦力が備わっている。

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