スパーズ移籍のヴェルナーが取り戻したサッカーの楽しさ 「ライプツィヒでは監督との交流が比較的少なかった」

トッテナムにレンタル移籍したヴェルナー photo/Getty Images

トッテナムにとっても大きな補強

アンジェ・ポステコグルーの下で魅力的なサッカーを展開するトッテナムは、選手層が薄いという課題を抱えていた。

今冬の市場では早い段階から積極的な動きを見せていたが、新たな攻撃のピースとしてライプツィヒよりレンタルで獲得されたのがFWティモ・ヴェルナーだ。

トッテナムはエースのソン・フンミンをアジアカップで欠くことが分かっていたこともあり、ヴェルナー獲得への動きは素早かった。ヴェルナーもライプツィヒで出番が限られていたため、トッテナム行きは状況を変えるチャンスだった。
加入後は左ウイングとして出番を確保しており、すでにアシストも2つ記録している。ライプツィヒではロイス・オペンダ、ベンヤミン・シェシュコ、シャビ・シモンズらとの争いが激しかったために出番が限られていただけに、トッテナムでのスタートは悪くない。

独『Bild』によると、ヴェルナーもトッテナムでサッカーの楽しさを取り戻したと充実感を口にしている。

「ライプツィヒでは監督との交流が比較的少なかった。シーズン前半の段階で監督が僕のことをどのように考え、プランを立てていたか明らかだった。だから、移籍への一歩を踏み出すのは比較的簡単だったよ。トッテナムではとても楽しんでいるし、チームも非常に歓迎してくれている。サッカーを本当に楽しんでいるよ。もちろんシーズンはまだまだ長いけど、この移籍には価値があったと言える。楽しさを取り戻していて、とてもハッピーだ」

今後はソン・フンミンも戻ってきたため、トッテナムでも前線のポジション争いは激しくなる。しかしチーム状況を考えると、ライプツィヒよりは出番を得やすいのではないか。トッテナムとしてもスピード自慢のヴェルナーは貴重な戦力で、攻撃のオプションとなっている。

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