ストライカー上田綺世が2戦連発ゴール! 堂安、久保にもゴールが生まれた森保ジャパンがバーレーンに勝利し、アジアカップベスト8へ

アジアカップベスト8進出 photo/Getty Images

3-1で勝利を飾った日本

アジアカップもとうとう決勝トーナメントに突入し、アジアの頂点を目指す戦いはより激しさを増している。

グループDを2位通過した日本代表がラウンド16で対戦するのはバーレーン代表だ。バーレーンは韓国とヨルダンとの接戦を制し、グループEを2勝1敗で首位通過を決めた。

負けたら終わりのトーナメントだが、日本は前回のインドネシア戦とほぼ同じスタメンであり、変わったのはCBに町田ではなく板倉が復帰を果たした。また三笘薫が今大会で初めてベンチメンバーに名を連ねた。
ロングボールを中心に日本のディフェンスラインの裏を狙うバーレーンに対して、日本は久保や堂安を中心に序盤は右サイドから攻める。すると、9分に久保のCKから上田がフリーで合わせるも、これはGKのビッグセーブに阻まれる。

しかし11分には日本DFのクリアボールが相手に当たり、ディフェンスラインの裏にボールがこぼれる。結果的にGK鈴木が素晴らしいセーブを見せたが、これはオフサイドの判定。

時間が経つにつれ、ボールを保持する時間が長くなる日本。相手ゴールに迫るシーンが増えるもシュートまで行けない日本は、27分にアリ・マダンにシュートを打たれるもこれは鈴木がキャッチ。

攻勢を強める日本は、29分に毎熊が強烈なシュートを放つと、ポストに当たったこぼれ球に堂安がつめ、欲しかった先制ゴールをマーク。しかし、33分に旗手がピッチに座り込むアクシデント発生。守田との交代を強いられた。

先制ゴールを奪えた日本は、インドネシア戦同様に早い切り替えでバーレーンに思うような攻撃をさせない。前半は最後まで集中力を保ち、1点をリードして折り返し。

選手交代なしで挑む日本代表は46分に久保のFKから板倉がヘディングで合わせるも惜しくもサイドネットに。すると48分に堂安と上田が重なって、ディフェンスラインの裏にボールがこぼれ、久保がシュートを放つも一度オフサイド判定に。しかしVARの結果ゴール判定となり、後半開始早々に追加点を決めた。

バーレーンFWユスフには冨安がタイトな守備で対応し、バーレーンの攻撃の芽をつむ。すると、61分に毎熊のパスに抜け出した上田が中に折り返し、最後は中村がネットを揺らすも、抜け出した上田がオフサイド判定に。

すると63分にバーレーンのCKを合わせられると、一度は鈴木がビッグセーブを見せるが、その後の処理で上田と交錯してしまい失点を許す。1点差となった日本は、南野と三笘の2枚代えで流れを変えようと試みる。

2点目をとって以降、バーレーンにボールを持たれる時間も増えてきた日本。そんななか、72分には毎熊のパスを受けた上田がGKと一対一になり、股を抜く強烈なシュートを決め、再び2点差に。傾きかけた流れを一気に取り戻した。

バーレーンは2枚代えで攻撃的なカードを切り、2トップに変更。一方の日本は点を決めた堂安と上田を代え、浅野と町田を投入。日本は3バックに変更し、これ以上失点をしないようにシフトチェンジ。

84分には三笘が左サイドで圧巻のドリブル突破を見せ、浅野に決定的なパスを送るも、体制を崩してしまい、シュートまで行くことはできなかった。バーレーンは2トップをめがけたロングボールで日本ゴールに迫る。

後半ATは10分。後半ATには浅野が裏に抜け出し、GKとの一対一のシーンを迎えるもGKのセーブに阻まれる。さらに三笘、南野、浅野で決定機を作るも最後のシュートが合わない。バーレーンはロングボールでゴールを狙おうと試みるが、日本の守備陣は集中しており、シュートを打たせない。

一時は1点差に詰め寄られる時間帯もあったが、ストライカー上田の2戦連続ゴールもあり、3-1でバーレーンに勝利。ベスト8進出を決めた森保ジャパンは2月3日にイランとシリアの勝者と対戦する。

[スコア]
日本 3-1 バーレーン

日本
鈴木彩艶、冨安健洋、板倉滉、毎熊晟矢 、中山雄太、遠藤航、旗手怜央(守田英正 → 36分)、久保建英(南野拓実 → 67分)、堂安律(町田浩樹 → 79分)、中村敬斗(三笘薫 → 67分)、上田綺世(浅野拓磨 → 79分)

バーレーン
イブラヒム・ルトファラ、モハメド・アデル、ワリード・アル・ハイヤーム、サイード・バケル、ハッザ・アリー(アブドゥラ・アル・クラシ → 90+2分)、カーミル・アル・アスワド(アブドッラー・アル・ハシャシ → 76分)、モハメド・アル・ハーダン(モーゼス・アテデ → 76分)、ジャーシム・アル・シャイフ(ジャシム・へライフ → 90+2分)、アリ・マダン、ムハンマド・マルフーン(マハディ・アル・フメイダーン → 65分)、アブドゥラ・ユスフ

日本
堂安律(31分)、久保建英(49分)、上田綺世(72分)

バーレーン
OG(64分)


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