クリスタル・パレス戦ではPKを献上してしまったが…… 新たな役割で輝きを放つフォーデンが示す可能性 

マンCに欠かせない存在となったフォーデン photo/Getty Images

指揮官も称賛

マンチェスター・シティに所属するイングランド代表FWフィル・フォーデン(23)は新たな可能性を今シーズン見せている。

今まではウイングでの起用が多かった同選手だが、MFケビン・デ・ブライネが開幕戦で離脱したこともあり中盤でのプレイが増えてきている。10番の役割で新たな可能性を示しているフォーデンだが、プレミアリーグ第17節のクリスタル・パレス戦では後半ATにPKを献上指定しまい、軽率なプレイに批判も集まった。

パレス戦では戦犯扱いもされてしまったフォーデンだが、そのミスから教訓を学んだ同選手を指揮官のペップ・グアルディオラはシェフィールド・ユナイテッド戦の後に称賛している。
「クリスタル・パレス戦以来、フィルが教訓を学んできたことを本当にうれしく思う。浦和、フルミネンセ、グディソン・パークでの試合、そして今日の彼は傑出した活躍を見せた。4試合すべてがトップクラスで、良いプレイをし、得点し、アシストもした。我々が彼に必要と考える重要なものはすべて揃っていた」

パレスとの試合では不用意なファールで同点ゴールとなるPKを献上してしまったフォーデンだが、そこから学び、復活を果たした同選手。終了間際の失態はフォーデンにとっても苦い思い出となったが、その後4試合で2ゴール2アシストを決めており、決定的な仕事をこなしている。

中央でのプレイで存在感を増してきているフォーデンは今季、公式戦29試合に出場し9ゴール8アシストをマーク。ピッチで若手選手に指示を送る姿や、チームを鼓舞するプレイもみられ、リーダーの風格も少しずつ漂わせてきている。

デ・ブライネ復帰も近づいており、中盤でフォーデンとどのような化学反応を起こすかは、後半戦のシティの楽しみの1つと言える。

まだ23歳という若さではあるが、チームに欠かせない役割を担い、新境地に挑戦しているフォーデン。毎シーズン進化を遂げている “シティの至宝”からシーズン後半戦も目が離せない。

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