10月から無得点&怪我に苦しむ三笘薫に何が 影響大きすぎた左の相棒・エストゥピニャンの不在

三笘へのマークはかなり厳しくなっている photo/Getty Images

エストゥピニャン離脱から得点ペースもストップ

昨季の大ブレイクもあり、すっかりブライトンの中心選手となった日本代表FW三笘薫。今季も左ウイングの絶対的戦力となってきたが、10月からは得点ペースがピタリと止まっている。随所に良いプレイはあるのだが、得点数が増えない現状を心配しているファンもいるだろう。

加えて21日に行われたクリスタル・パレス戦では左の足首を痛めてしまい、試合後には痛々しい松葉杖姿でピッチを後にする姿も見られた。今季は第6節までに3ゴールを奪う良いスタートだったのだが、中盤戦からは怪我の問題やヨーロッパリーグを含む過密日程の中でのコンディション調整などに苦戦している印象だ。

これについて地元メディア『Sussex Live』は、左サイドバックでコンビを組んできたエクアドル代表DFペルビス・エストゥピニャンの負傷離脱が三笘苦戦の原因と主張している。
エストゥピニャンは三笘の特長をよく理解し、左サイドバックのスペシャリストとして三笘をサポートしてきた。それがあればこその三笘の輝きで、エストゥピニャンの離脱は三笘にとって相当大きいものだったと言える。

「今季の三笘に関しては、相手DFが常に複数人で警戒してきていること、彼自身も昨季と同じコンディションレベルに達していないこと、そして左サイドのサポートが不足している。同じサイドでは、ペルビス・エストゥピニャンの驚異的な活躍がアシストになってきた。このコンビは左サイドで強烈なコンビネーションを築いてきたが、エストゥピニャンはシーズンの大部分を怪我で離脱しており、三笘もその影響で苦しんでいる。エストゥピニャンの早期復帰、あるいは新しい左サイドバックか左ウィングバックと契約することができれば、三笘の調子が改善される可能性は高い」

まずは三笘の怪我の状態が気になるところだが、今季中盤戦以降の三笘が苦戦しているのは事実だ。左サイドバックではイゴールら他の選手を左サイドバックに回しているが、エストゥピニャンほどのスペシャリストはいない。

エストゥピニャンがいればもう少し相手のマークを分散させることもできたはずで、三笘にとっては少々難しいシーズンとなってしまっている。

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