スパーズで進むポステコグルー大改革 「クロス、カウンターからボールを支配するチームに変えた」

ここまで絶好調のトッテナム photo/Getty Images

マディソン&ソンのコンビを上手く活かす戦い方に

果たして今夜行われるプレミアリーグ第11節・チェルシー戦でも勝ち点3をゲットできるのか。ここまでアンジェ・ポステコグルーを指揮官に迎えたトッテナムの快進撃が続いている。

現在チェルシーを指揮しているマウリシオ・ポチェッティーノといえば、過去にトッテナムを指揮して魅力的なフットボールを披露していたことで有名だ。今回の一戦はそのあたりも注目ポイントになるだろう。

その一戦を前に英『Daily Mail』がポステコグルー率いるトッテナムの特長を紹介しているが、以前のトッテナムとは攻撃の形が変わっている。
「チームのスタイルは過去とまったく異なる。ポステコグルーは、トッテナムをクロス、カウンターアタック、ヘディングの多さに依存するチームから、ボールを支配するチームに変えた」

同メディアはこのように伝えているが、今のチームはポゼッション率が上昇し、サイドからの単純なクロスボールは減少傾向にあるのだ。

数字で見ると、平均ポゼッションは昨季の50%から62%にアップ。ヘディングのゴール割合は昨季の23%から9%へと減少している。

これはセンターフォワードのハリー・ケインが抜けたことも影響しているかもしれない。絶対的なセンターフォワードが抜け、今のチームはジェイムズ・マディソンとソン・フンミンのコンビが攻撃の軸だ。特にフィニッシュの部分はソン・フンミンが担っており、ソン・フンミンを活かすうえで単純なクロスボールは不要だろう。

グラウンダーのパスを正確に繋ぎ、確実に相手を崩していくポステコグルーのスタイルはかなり早い段階からチームに浸透している。チェルシーの方はポチェッティーノの下でまだチームが完成していないように見えるが、このビッグマッチを制するのはどちらか。

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