小川航基が数的不利を救うヒーローに 現地メディアも2ゴールに「大きな存在感」と高評価

2ゴールを決めた小川 photo/Getty Images

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後半ATに3ゴール 指揮官「クレイジーなゲーム」

5日に行われたエールディヴィジ第11節、FW小川航基、MF佐野航大、DFファン・ウェルメスケルケン際の日本人3人が所属するNECはホームにフォレンダムを迎えた。後半アディショナルタイムに3ゴールが生まれる大熱戦は3-3のドローに終わった。

小川航基は先発フル出場、佐野航大、ファン・ウェルメスケルケン際はベンチ入りするも出場機会はなかった。

久しぶりの先発となった小川は、立ち上がりに早速結果を残す。6分、ディフェンスラインの背後に飛び出した小川はペナルティエリア内で味方からのパスを滑り込みながらワンタッチでゴールを決め、この試合の先制点を奪う。しかしNECは34分に失点。さらに38分には退場者を出し、残りの時間を10人で戦うことを強いられる。
後半に入ると、ポゼッションで押し込まれる時間が続き、78分に逆転ゴールを許してしまう。それでも、後半アディショナルタイム90+1分にMFマグナス・マットソンがPKを沈め2-2の同点に持ち込む。しかし試合はまだ終わらない。90+6分に芸術的なフリーキックを決められ再び追う展開に。このまま試合終了かと思われたが、90+8分に右コーナーキックに小川が頭で合わせ3-3。小川のこの日2点目はチームを救う貴重な同点弾となった。

中止となった前節のAZ戦で試合中に意識を失った元オランダ代表FWバス・ドストに代わって9月16日のPSV戦以来の先発出場となった小川。現地メディア『de Gelderlander』は「小川が2ゴールを挙げ、NECで大きな存在感を示した」と評価した。

また同メディアによると、NECの指揮官ロヒール・マイヤー監督は後半アディショナルタイムに両チーム合わせて3ゴールが生まれたこの試合を「クレイジーなゲーム」と振り返り「10人での試合にもかかわらず勝ち点1を取れたことを称賛したい」とチームをたたえるコメントを残している。

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