ラーション以上の速度でセルティック通算“60ゴール” それでも古橋に求められるもの「ヘンリクは別格だった」

国内でゴールを量産してきた古橋 photo/Getty Images

やはり求められるは欧州カップ戦での結果

今季もセルティックFW古橋亨梧のゴールラッシュが止まらない。

セルティックの絶対的エースとなっている古橋は、22日に行われたスコットランド国内リーグ第9節のハーツ戦でも1ゴールを記録。今季も9試合で5ゴールとハイペースでネットを揺らしている。

このゴールにより、セルティックでの通算成績は95戦60ゴール12アシストに。地元紙『Scottish The Sun』によると、95試合での60ゴール達成はあのクラブOBヘンリク・ラーションをも上回るスピードだという。
古橋も説明不要なクラブのレジェンドと言えそうだが、残る課題があるとすれば欧州カップ戦での成績だろう。今季はチャンピオンズリーグ・グループステージ第2節のラツィオ戦でゴールを奪ったが、チームはグループステージで2連敗。昨季に続いてCLで結果が出ていない。

さらに上を目指すならば、古橋のゴールでCL決勝トーナメントを目指したい。セルティックOBのポール・ランバート氏も古橋の得点ペースを称えつつも、決定的な働きを見せてきたラーションとの比較はまだ早いと冷静にコメントしている。

「60ゴール達成は彼にとって素晴らしい成果であり、特にヘンリクよりも早くそれを達成したことは素晴らしい。しかし、それはキョウゴの方が優れた選手であるという意味ではない。キョウゴはまだヘンリクと同じほどの成功は収めていないから、ヘンリクと同じカテゴリーに入れるのはフェアではないと思う。ヘンリクのゴールによって2003年のUEFAカップ決勝進出が決まった試合もあったし、彼は決勝でも2ゴールを決めた。キョウゴを批判しているわけではない。彼はトッププレイヤーだが、ヘンリクは別格だったからね」

セルティックは2002-03シーズンにUEFA杯準優勝の成績を収めていて、ラーションは得点ランク第2位となる11ゴールを挙げている。

欧州CL、あるいはELで結果を残すことができれば、古橋は本当にクラブの英雄となるだろう。まずは今季のCL初勝利を手繰り寄せたいところで、今夜25日にアトレティコ・マドリードをホームに迎える。

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