ストライカーを探すレアルはアルバレスが欲しい? ベンゼマ不在の長期的な解決策は見つかるか

シティで好調のアルバレス photo/Getty Images

障害は契約解除条項がないことか

現在8勝1敗でラ・リーガ首位を走るレアル・マドリード。新加入MFジュード・ベリンガムの大活躍がフォーカスされているが、くすぶっている問題としてストライカー不足が挙げられる。

長く最前線を務めたカリム・ベンゼマを今夏に放出し、カルロ・アンチェロッティ監督はベリンガムをトップ下に置く[4-3-1-2]を採用し戦っている。2トップはヴィニシウス・ジュニオール、ロドリゴ、ホセルから2人が起用される形だ。結果は出ているが、できることなら昨季の[4-3-3]も手札として持っておきたいところ。そして、そのためにはやはりCFの選手が足りない。唯一そのポジションをこなせると思われるホセルは33歳であり、長期的な解決策にはならないだろう。

スペイン『SPORT』や英『Daily Mail』などが報じたところによれば、レアルはマンチェスター・シティFWフリアン・アルバレスを狙っているようだ。アルバレスは昨季はアーリング・ハーランドの控えとしてベンチからの出場が多かったが、それでもリーグ戦9ゴールを記録。アルゼンチン代表として、ワールドカップ制覇も経験した。昨季もっとも評価を上げた選手のひとりと言っていいかもしれない。
そんなアルバレスに興味をもっているといわれるレアル。しかし話を進めるのは簡単ではないと『Daily Mail』も指摘している。アルバレスは2028年の6月までシティとの契約を交わしているが、障害は契約解除条項のオプションがないことだ。お金を積めば獲得できるというわけではなく、白い巨人がアルバレスを誘惑するためにはいくつものハードルがあると推測できる。

今季はハーランドと同時起用されるようになり、チャンスメイカーとしての新境地も見せているアルバレス。レアルのエースストライカーの地位を射止めることができれば彼のキャリアにとっても大きいが、現状上手くいっているシティでのポジションを放棄してまでレアルへ行く可能性はあるのだろうか。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.292 最強ボランチは誰だ

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ