今夏の主役は“守備的MF” ロドリ、ライス、カイセド、エンソら頂点を目指す中盤の番人たち

アーセナルではライスが大活躍 photo/Getty Images

チームの心臓役が成功へのカギとなる

今夏プレミアリーグの各クラブが強化に力を入れたポジションの1つに守備的MFが挙げられる。近年は中盤の底に位置する選手の重要度が増しており、今夏はアーセナルがMFデクラン・ライス、チェルシーがMFモイセス・カイセド獲得へ大金を投じるなど派手な動きが目立った。

英『GIVE ME SPORT』も今季のプレミアを左右するポジションの1つとして守備的MFに注目する。

「長年にわたってプレミアリーグでも戦術が進化し、守備的MFの重要性が増した。現在では、このポジションはかつてないほど重要視されている。ディフェンスラインの前に強力なMFが構えているかどうかが、成功への違いとなり得る。最近ではこのポジションに多額の資金が費やされていることから、その役割を担うエリートプレイヤーの数は増え続けている」
中でも同メディアが現プレミアNo.1の守備的MFに挙げたのは、マンチェスター・シティのロドリだ。シティの中盤をコントロールする不動の存在であり、選手層の厚いシティでもロドリの代わりだけは見当たらない。攻撃の組み立て、中盤での守備力など文句なしの実力者だ。

2位にはアーセナルへ移籍したライス、3位はマンチェスター・ユナイテッドMFカゼミロ、4位はニューカッスルMFブルーノ・ギマランイス、5位はチェルシーへ移籍したカイセド、6位には同じくチェルシーのエンソ・フェルナンデス、7位はアーセナルMFトーマス・パルティと続く。

3位のカゼミロはややスロースタートになっているが、それでも経験値はずば抜けている。ボールを狩り取るセンスにおいてはトップクラスだ。

チェルシーも立ち上がりは不安定だが、カイセドとフェルナンデスの2枚を揃えているのは大きい。まだ課題の多いチームではあるが、2人は今後プレミアを代表するコンビになっていく可能性がある。

これは同メディアが選んだ現時点でのランキングだが、果たして今季プレミアで最も輝きを放つ守備的MFは誰なのか。ここのポジションの働きによってチームの成績が大きく変わる可能性があり、優勝レースへ見逃せないポジションだ。

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